120年に一度だけ咲く花     2022.5.21  


秋田県秋田市の公園に、120年に一度だけ咲く花が咲いたそうです。 スズタケと言う笹です。 全国の太平洋側に分布するので、日本海側は珍しい。

開花は1~2週間で、実を付けてその後に枯れ死します。 つまり寿命が120年なのです。 スズタケは高さが1~2メートルにしかなりません。

と言うのは、種が地に落ちてから同様に成長するのに数十年掛かるからです。 成長した後数十年は花が咲かず、種から数えて120年後に花を咲かせます。

2015年に愛知県などで開花が確認されてから、全国で開花が確認されこの7年間の間に一斉に開花しています。

その後120年間は、全国どこでも花を見ることは出来ません。 何世代にわたってみることが出来ない花なのです。


この一斉に咲き枯れ死してしまう理由は、定かではありません。 実は動物などに食べられますが、一斉に身を付けると食べきれず残ると言う説もあります。

120年と言うサイクルが、遅いのか普通なのかはスズタケのみぞ知ると言う事かも知れません。

その長く咲かないがために、花が咲くと不吉なことが起きるとされたそうです。 事実大飢饉などは120年ぐらいのサイクルで発生しています。

しかし、飢饉の時はその実が人の命を救ったとも。 それで、幸運の木(花)ともされています。


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※ 画像は「コトバンク」より引用しました。(スズタケの葉)
  

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