スピーカーシステムを再構築する    2020.6.23



2012年スピーカーシステムを構築してから6年間使用しましたが、試聴したB&W805の音がとても気に入り、何度も購入を考えました。 


決定に至らなかったのは価格と、そろそろモデルチェンジと言う予感があったからです。 2018年引っ越し前に、スピーカーシステムの再構築を決めました。 

価格的には、ペアで40万円程度を考えました。  オンキョーからは久々のブックシェルフ本格スピーカーシステムが出て、オンキョーD-77NEはその頃に何度も

聞きました。 オンキョーと比較したのは、ソニーのSS-NA2ESPE この上の機種は高すぎて選択外でした。  


個人的には、イクリプスのようなスピーカーシステムが好きだったのですが試聴して価格を考えるとパスせざるを得ませんでした。

あちこち聞きまわりましたが、良いものは高すぎて問題外。 数十種類を試聴・・・、結構大変な日々でした。

結局は決定に及ばず、引っ越し時には以前のシステムをそのまま移行しました。


スピーカーは大きいので、簡単には変えられません。 それで、慎重になるのです。


2017年再構築にあたり、検討したスピーカーシステム。 

オンキョー D-77NE  ソニー SS-NA2ESPE   イクリプス TD712zMK2 

 オンキョー  D-77NE  2014年12月発売    175,000円  (1本)      季刊 ステレオサウンド誌、2015年夏号掲載の紹介記事。
       
 ウーファー。      高品質のネットワーク。
       
 スコーカー。     ツイッター。
       
       ※ 資料は「オーディオの足跡」様より引用 
 ソニー  SS-NA2ESPE   2013年    238,000円 (1本)      イクリプス TD712zMK2  2004年   400,000円 (1本)
     
 色々検討して、結局はB&Wに戻って来ました。 この間はおよそ4年。 B&W製品は、フルモデルチェンジをしてしまいました。
       
 B&W 805D    2011年    308,000円 税込 (1本)      B&W 805D3/B    2015年    506,000円 税込  (1本)
       
B&W 805Dは非常に優秀なスピーカーシステムです。 低音も十分出でますし、高音も伸びていて爽やかです。 この下のグループになりますと、
やや音は固めに、どちらかと言えば一般的な音になります。 B&W 805Dと聞き比べてはいけないレベルです。
B&W  CM10S2    2014年    324,000円  税込 (1本)     B&W 702S2    2015年    330,000円 税込   (1本)
       
       
B&Wの8003D、804Dは次元の違う音がしていたと思います。 派手さはありませんが、実に音楽を良く鳴らします。 ただ価格が・・・。
B&W 804D    2011年    605,000円  税込 (1本) B&W 803D    2011年    734,400円  税込 (1本)
B&W 804D3    2015年    760,000円 税別 (1本) B&W 803D3    2015年    1,450,000円 税別 (1本)
B&W 800D    2011年    1,785,000円 税別 (1本) B&W 800D3    2016年    2,125,000円 税別 (1本)

B&W800Dはモニタースピーカーなので、多くの試聴室ではレファレンススピーカーとして使用されました。

モニタースピーカーは、なにも引かず何も足さないのが使命です。 ですから音楽的にどうのこうのと言うスピーカーではありません。

良くこのB&W800Dをけちょんけちょんにけなす輩を目にしますが、実にオーディオの知らない若輩者と思います。

あらゆることに、驚くほどに嫌になる程に反応します。 つまり、非常に気難しい難物なのです。 これは否定しません。 だからこそ、スタジオで使われます。

国産だとアキュフェーズあたりのアンプが、相性が良い。 海外物だと、クラッセが良いかな。 とにかく、アンプで豹変しますね。

アメリカ的なJ・B・Lとは全く意を異にします。 ですから、JBLの4345や4355信者には遍く不評を買います。 

  

JBLスピーカーシステムも試聴はしました。 まあ欲しいけど、ジャンルを選ぶスピーカーシステムには違いがなく、やはり高価に尽きます。
良いなあと思ったのはDD6700。 JBLらしからぬ音で、聞き疲れしない。 でも、所詮ホーンであることに変わりはありません。
日本のウサギ小屋には無理で、50畳とかそういう部屋のレベルです。
 JBL スタジオモニター    4367     720,000円 (1本)  JBL  P.エベレスト DD6700  2012年     3,000,000円 (1本)
   
 JBL K2S9900       2009年       2,100,000円         
 
ホーン型システムにこだわるメーカーだから、好みは分かれますね。

ホーンは指向性がきつく、鳴きもあります。

ホーンの高能率は、家庭用のためにあるのではありません。

とにかく、大陸的で言わばジャズ的。

これを良いという人は、限られるだろうなあ。 高いし・・・。


このようなメーカーが、往年の名器LE8Tなんかを作るので流石です。

DD6700などは、テクニクスのSB-10000(1977年)を思い出してしまいます。

ホーンシステムは広い部屋用なので、それを勘違いして使う人も多いです。

突き詰めれば、点音源なわけで・・・。

馬鹿でかいスピーカーシステムを構築している人の音は、

それなりにまとまらない筈ですよ、筆者はそれで苦労しました。

 

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