オーディオ用アンプと汎用アンプの違い         2020.6.18


皆さんは、身の回りにあるアンプをご存じだろうか。 普段何気に使っているスマホにも、アンプは内蔵されています。

アンプがあればスピーカーもありますし、マイクもあります。 アンプ内蔵の、録音機だったりしますね。

聴覚障害者にお馴染みの補聴器も、全く同じです。 補聴器のアンプは、非常に小さいものです。  これらのアンプは、ワンチップICで構成されて

います。 チップの大きさは1センチあるか無いか、どこまでも大きく、また小さくも作られます。


チップの価格は50円とか30円とか、そんなものです。 アンプでも300円とか500円、そんな世界です。 そんなので1ワットは当たり前、

カーステレオもICアンプですが、20Wとか平気で出せます。 今どきのオーデイオは、ICで回っています。 小型のテレビ、大型も同じですが

全てICアンプと言っても過言ではありません。 本格的なオーディオアンプを弁当箱に例えると、米粒のような物になります。


げげっと思った貴方は偉い。 方や、10万円とか100万円。 方や、500円とか1000円の世界なのですね。

適当な画像がないので、電子ピアノの中をお見せします。 見ている部分が、全てになります。 これでも、立派なステレオアンプです。

20ワット以上の出力なので、チップも比較的大型。 カーオーディオも

似たようなものです。 電子ピアノは、広いので放熱の心配がありません。
ICアンプチップと、ICアンプの例。これに電源やら
スピーカーを接続すればOKです。
 
※資料は秋月電子通商様のホームページより引用。
ミニラジカセの中を見てみましょう。 たこ足の跡があるのが二か所。 ICアンプですね。
録音機用と、出力用と思われます。
 ミニラジカセにしては、比較的大型だと思います。2004年製造品。
8本の足跡と16本の足跡が見えます。
     60年経つと、ラジオは真空管ラジオからICラジオへ・・・。
       
       
DENONのアンプ高級機種PMA-SX11の出力段には、UHC-MOS FETなどのハイパワーFETが使われています。 一個で間に合うワンチップICじゃなくて、巨大なヒートシンクを必要とする電界効果トランジスタです。 サンドイッチ構造上、四角く扁平な形をしています。 トランジスタなので足は三本。
汎用タイプと違うのは出力と価格。 (多分、数千円のレベルです)

 DENON PMA-SX11に採用の UHC-MOS FET。      昔の パワートランジスタ。 大昔の真空管の例。 
         
  (※ 画像はDENON様ホームページより引用      (※ 画像はネットから引用) (※ イラストです) 
DENON PMA-701 1977年製造品  パワートランジスタ。        
      パワートランジスタ、MOSFET共にパワーアンプに使用するには

放熱用のヒートシンクが必須になります。 昔のパワートランジスタは

足が下なので、ヒートシンクに穴が開いていて配線は裏に。


MPSFETはサンドイッチ構造なので、足の出方が違います。

MPSFETの上部の穴は、ヒートシンクに止めるネジ穴です。

ヒートシンクにつける場合は、ヒートシンクの縁になることも。
 (※ 画像はネットから引用)           

詳しく書くとキリがないので、ざっくりと。 詳しくは、ネット等でお調べください。


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