5HH17が栄華を極めたのは凡そ5年位、その後は採用されることが無くなりました。
理由として考えられるのは、コストです。アルニコマグネット使用はコストの面で厳しかったと思われることです。5HH17ベースの製品では、フェライトマグネットに変更されています。
また、その後のツイターはスコーカーと共にドーム型に変わっていきます。
5HH17は小さくてもホーン型であり、指向性の点ではドーム型に及ばなかったのです。
一部の製品では前面に拡散用のディフューザーを取り付けたりなどされました。
5HH17は振動版がプラスチックであり、金属振動版を採用したスコーカーとは相性が良くなかったと思われます。見た目でもドーム型に軍配が上がったことは否めません。
かのオーディオの優(=雄)であるソニーでも採用されたのは驚きでしかありません。
各製品に見られる5HH17の製品。
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