1970年代に発売されたJBLのシングルコーンスピーカーユニット。
価格もさながら、作りの良さと独特な音でオーディオファイルを魅了した。
模造品ならぬ似た物製品は、国内の多くのスピーカーユニットメーカーが発売。
シングルコーンは単発なので、個性乱発の音になる。これは変えることが出来ない。
それぞれにはそれぞれの良さがあり、また耐えられない悪さもある。
自作派には、やりがい挑戦のし甲斐があるのがシングルコーンスピーカーユニットだ。
スピーカーシステムの原点はシングルコーンスピーカーシステムであり、これは揺るがない。
人間の聴覚に一番近いと言えるだろう。マイクもそうで、完璧なコンデンサーマイクロフォンじゃなく
良質なダイナミックマイクロホンが人には優しい。
考えてみれば、6畳や10畳はたまた15畳程度で鳴らすのに、
B&W801D4はいらない(いるけど)。はたまた、モノラルアンプ2台なんて要らない。
3Wやそこらしか出さないのに無駄としか言いようがない(無駄でも欲しいが)。
多くのメーカーではJBL LE8Tに驚いただろう。
我々ならもっと安く良いものが出来ると思ったのではなかろうか。JBLは買えないけどと言う、
群集心理に乗ろうと思ったのかも知れない。しかして、どうだろう。 そうは行かなかったように思える。
どうしても3万円やら4万円の製品にはならなかった。安く上がった分売れたろうが、
音はJBLを超えられなかったと思う。
しかしてLE8Tは不世出の名器となった。
腐っても鯛と言うけど、オーディオ界は駄目です。
古いものはオリジナルとはかけ離れ別物となります。くれぐれもご用心下さい。
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