マイナンバーカードを持ち歩く危険 2023.716
マイナンバーカードは最強の個人情報ツール |
マイナンバーカードを便利に使うためには、日常持ち歩く必要が生じます。 これは当初のむやみに持ち歩かないと言う勧告とは、真逆です。 印鑑証明や登録カード、住民票や 登記簿謄本などを用もないのに日常的に持ち歩く人は恐らくいないでしょう。 多くの情報が紐づけされているマイナンバーカードは、それこそむやみに持ち歩くカードではありません。 東京都で言えば、令和4年財布の落し物は1年間で30万件に及びます。 これは運よく警察に届けられた件数です。 このうち返還されたのはおよそ20万件、拾得者に引き渡された件数は3万7000件程東京都に帰属された件数は およそ5万1000件になります。 全国での件数は推して知るべしでしょう。 住宅等の侵入盗犯いわゆる泥棒の被害は、令和4年で3万7000件弱。 セキュリテイ住宅の増加なのか、年々減少しています。ピーク時の10分の1となっています。 大事なものは、やたらと持ち歩かない方がより安全と言う事になります。 ちなみに侵入盗犯(窃盗)の検挙件数は、令和4年でおよそ2万2000件検挙は4800人程となっています。 マイナンバーカードはクレジットカードや現金ではありませんから、直ぐに被害を受けるという筋のものではありません。 しかしながら他人(=詐欺集団)に渡ってしまうと、その被害は銀行口座のみに終わらないと言う事なのです。 便利の裏には危険が沢山潜んでいる、と考えた方が賢明でしょう。 印鑑証明書や住民票や登記簿謄本などは、毎日使うことはありません。 一生のうち何度か、と言う頻度でしょう。 買い物は、現金やクレジットはカードがあれば事足りる。 運転免許証や健康保険証は日常使うものでしょう。 それらは、今迄通り独立したもので何ら問題はありません。 マイナンバーカードはお役所や各行政機関専用と心得て持ち歩かない、その必要もないと言うのがベストでしょう。 紙の健康保険証の廃止は、国民感情を逆なでしてしまいました。 それがなければ、ここまで問題にならなかったと思います。 それが分からない、と言うのが何とも嘆かわしい。 マイナンバーカードに問題あり、と考える国民は7割に迫っています。 |