9月1日は防災の日、南海トラフと首都直下型    2023.8.29

備えは万全か


来る来ると言われて、来ない。 いわば狼少年のようなものが大地震。 

しかし、大地震は間違いなくやって来ます。 無慈悲に。


地震の起こるメカニズムは、ほぼ誰でもご存知でしょう。 物理的な歪の蓄積の開放なので、それは必ず起こります。

関東大震災はこれから来る首都直下型地震に相当します。 場所は西方でも北部でも大差なく、都市は躊躇なく破壊されます。

しかし、この関東大震災クラスの地震の周期は200年位なので、あと100年は来ないとされます。

その間にマグニチュード7クラスの地震が、間違いなくやってきます。 これが問題なのです。

首都圏直下型地震よりやや小規模とされます。

想定される死者は時と場合により開きが生じますが、5000人から15000人程度と予想されます。

これは予測が難しく、10年後かも、明日かも知れません。


東海地区を襲う南海トラフ地震は、首都圏直下型地震より遥かに甚大な被害をもたらします。 

30メートルを遥かに超える大津波が予想されています。 この南海トラフ地震は、2040年迄には発生すると予想されています。

震度7から6の猛烈な揺れが、東海・近畿・四国を襲うとされています。


下手すれば、近い将来同じような時期にそれら二つの大地震が起こるかも知れないのです。

居所をどうするかは、個人の判断に委ねられます。 今いる地域場所が安全なのかは、ハザードマップで確認する方が良いでしょう。

事が起きてからでは、どうにもなりません。 僅か数分で、世界は変わってしまうのです。 津波が追い打ちになるやも知れません。

日本は地震列島ですから、地震からは逃れられません。 なるべく被害の少ない地域に住むようにするのがベターでしょう。


地震は必ず起こるものですから、政府も本腰を入れて対策をしないといけませんね。 20年ぐらい前にあと30年と言ってたのですから、

残された時間はそう多くはないと思います。 


高層マンションは耐震性があるからと油断していると、大変なことになります。 インフラやら全てが止まってしまいます。 

マンションの周囲はがれきの山と化すかも知れません。停電。断水はそうすぐには解決しません。 

何週間もかかると考えなくてはいけません。 高層マンションほど、そういう事態に困るかも知れません。

狭い路地は火災が発生したら、消化は非常に困難になります。 山際では崖が崩れて、家屋が押しつぶされる心配もあります。


災害は、何の前触れもなく突然にやってきます。 南海トラフ地震は、東日本大震災よりも大きな被害をもたらすとされています。

首都圏直下型地震は、都市機能を完全に麻痺させてしまうでしょう。


備えは万全ですか。



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