緊急安全確保?が避難指示より上?    2024.8.12

 段階つければ良い、と言う見本のようなもの
 

※ 資料は気象庁さまより。

 

 

まあ、レベル4の避難指示は誰でも理解出来ます。

 

その上の「緊急安全確保?」が意味不明かつ理解不能なのです。

 

 

レベル5なら、既に避難できる状況をはるかに超えています。

 

つまり、避難出来なくなってから出されるのですよ。 単なる意味分けです。

 

目の前の道路が冠水し、堤防が氾濫し命の危険にさらされてから出されます。

 

ええええええええええええっ。 

 

避難出来なくなってどうしろと?

 

これが、行政=気象庁なのです。

 

自治体によっては、レベル重視で5まで発令されないと動かない処もあるかも知れません。

 

まあ、普通の自治体や住民は避難指示レベルで動くでしょうが。

 

 

台風情報を見ていますと、避難場所が続々と開設されています。

 

でも( )で、自主避難と書かれます。避難指示でも、強制は出来ないのです。

 

避難所開設しました、来てもいいですよーと言うだけなのです。

 

残りたい人は、どうぞお気を付けてと言うことなのですね。

 

目に迫った危険があっても、行政は個人の判断に委ねるしかありません。

 

 

日本には避難命令と言うのはありません。 緊急安全確保は苦肉の策なのです。

 

命令を出すと従わなければならず、罰則も損害補償も生じます。

 

避難命令と言うのは任意じゃないのです。 強制で、法律がそうさせます。

 

日本がかつて存在した避難命令をやめたのは、偏に賠償責任のためです。

 

本来は緊急安全確保レベル5は、避難命令になるべきなのですが考えましたね。

 

出来るだけ自己責任にしたい。 そう言う意図なのでしょう。

 

 

怖いのは、災害というものは突然に起こります。 無予約で来ます。 

 

段階踏んで、なんて存在しないのですよ。 いきなり来る。

 

だから、住民が屋根の上から救助を求めたりします。

 

避難が遅いのじゃなくて、自然が早いのです。 行政はいつも手遅れになります。

 

こういう事、毎度のことで何度でも繰り返します。

 

 

行政はそう簡単には動きません。 人員もそうだし、場所もそう。

 

余程危機感を持って、使命感を持って仕事しないと災害に負けてしまいます。

 

自治体の担当者たちも、スーパーのおばさんたちも何ら変わりません。

 

そういう人たちが、地域住民の安全を左右するのです。

 

 

過疎になればなるほど、安全な建物は近くに存在しません。

 

車いす必須の高齢者や移動が困難な人は、レベル3で避難をと呼び掛けていますが

 

実際は難しいでしょう。 そんなに、人力に余力がある所なんて存在しないですよ。

 

 

緊急安全確保?は意味がありません。 統計のための仕分け用語でしょう。

 

結果レベル5だった、なんてことは許されません。

 

 

転ばぬ先の杖、増水氾濫する前に行政は総力挙げて動きましょう。

 

災害を増やすの減らすも、住民ではありません。

 

行政です、行政が人の生死を左右します。

 

 

どんなに看板掲げても、見なければ知らなければ意味もなし。

 

行動力に勝る防災は存在しません。

 


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