米は本当に足りないのか? 2025.5.27
どう考えても辻褄が合わない | |
米不足は単にスーパーの棚に米が並ばないと言う事とは違うような気がします。
統計でみても、米は余りこそすれ足りなくなった経緯がありません。 人口は減少の一途で、米離れも進んでいます。 それがゆえに減反政策は今も続いています。
昨年2024年度は、米が増産し679万トン。 農林水産省のデータだと平成16年から令和6年まで、 870万トンから679万トンと減少しつつも概ね750万トン程度でで推移している。
米は足りなくなったことはありません。ここ4年ぐらいの収穫量に大きな落ち込みもなく 米不足になる収穫の減少は一切認められません。
米が売れない時代に何故このような米騒動が起こったのか? 現在国は備蓄米を何十万トンも放出しています。 昨年の生産量679万トンと合わせれば、 結果として700万トンから750万トンに達する状況です。 これは10年前の生産量にも匹敵するでしょう。おかしいと思いませんか? 小学生でも分かる疑問ですよね。 米があるのに市場に出ていないのです。 もちろん輸出もしていません。
現在は半数が消費されていると仮定して、凡そ300万トンから400万トンが在庫になっていると想定されます。それに政府備蓄米が何十万トンも上乗せされて在庫があるはずです。 昨年と今年、人口は減っても増えていません。
流通が滞っているので、米不足と事実誤認していることは否めません。 この流通の滞りは、コメの価格を釣り上げる所作の何物でもないと考えています。 つまり、誰かが流通操作及び価格操作をしていると考えるのが妥当でしょう。 米はあるはずです。 どこかに必ずあるはずです。 そうでないと生産と消費のバランスが取れません。
小泉農林水産大臣の本当の狙いは、ここにあると思っています。 あるのに出ない。ならば昨年の価格で出そうと。 そうすれば困るのは、高値を作り上げた輩ですね。 隠した米損して出せないなら、赤字で飼料にでも出すかも知れません。 奴らにとっては小泉農林水産大臣想定外の行動なので、 あぶり出しでネズミ(=犯人)が出るのかどうか?
生産者(=農家)と消費者を翻弄した輩は、厳罰(=損失)を受けるべきでしょう。 こう言う事態を招いたのは農家ではありません、農家に犠牲を強いるのは嫌ですが 致し方ありません。ここは耐えて頂きましょう。
言うまでもなく、米の消費者は一定で増えていません。恐らく今後もないでしょう。 有り余るはずの米、何処にあるのでしょうか?
お米屋さんは高く購入した米を抱えて大変でしょうが、ここは腹を括る必要があるでしょう。高く売りつける奴らが悪いのです。
来年度は多分に、コメ余りになるかも知れません。
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※資料は農林水産省のホームページより引用しました。 | |
正にそう言う事態ではないでしょうか。 米を高く売ったばかりに、残りの米の所作に苦労すると言う事なのでしょう。
普通に栽培されている米が極端に高くなる理由はありません。 水害も何も局地的なもので、全国の生産量には影響は殆ど出ません。 米不足になる理由が存在しないのです。
今回の政府米放出について、流通経費等が米価格と同じだけかかるとされて 驚きました。1000円が2000円になるのです。 これは何とかしないといけないでしょう。これこそ農政の改革の第一ポイントです。
逆に考えると、高ブランド米は5000円以上で売るのはぼったくりになるでしょう。 理屈で行くと高ブランド米でも3000円台ですよね。 コメの価格、本当に出鱈目でいい加減です。 農林水産省はしっかりと指導するべきでしょう。
JAは米の買い上げ価格を30%近く増やすとの報道がありました。 この米離れの時代に逆行する行いです。 米買い上げ価格を上げれば農家はJAオンリーになる、独占ですよね。 コメの価格を釣り上げる元凶がここにも存在します。
消費者に対する敵対行為以外の何物でもありません。 ※個人の意見・感想です。くれぐれもお間違えの無いよう。
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