卸売り業者の売り抜けが始まる?   2025.6.6

報道によりますと、

 

銘柄米が店頭に潤沢に並び始めた店があるらしい。 

米は不足ではないのが露呈した感じです。

 

このまま在庫を抱えると、大損が生じかねないので売り抜けをし出したのではないかと

推測されます。

あと数か月もすれば、新米も出ます。 政府備蓄米は順調に店頭に並んでいます。

おまけに、味も問題ないとの意見が続出。

政府は流通に疑義を抱いており、米の出荷抑制は糾弾される可能性も出てきました。

備蓄米は他の米と違い、政府が税金で買い上げています。

用途も緊急事態とされています。 政府の介入はあってしかるべきでしょう。

 

米の出荷調整や売り抜けなどはあってはならない事項だと心得ます。

買ったらどうしようが勝手、と言う分けにはいかないでしょう。

国民が許しませんよ。

 

今回の事案で、米は農家以外は非常に儲かるのだと言う事が分かりました。

農家から安く買い、高く売り抜けるのが通常のようです。

JA曰く現在の米は決して高くない、と言うのは良く理解できました。

中間マージンやら、設備投資やら肥料やらそれら全てを
米販売価格に転嫁しようとしています。これは他の業多岐では有り得ないですね。 

企業努力と言うものは彼らにはなく、
利益を確保するため丸ごと転嫁するのかも知れません。

持続可能とか言っていますが、農家と卸売りとでは相当な乖離がありますね。

JAなどは農家に深入りし、JAなしではやれないと言うほどに介入しています。

この仕組みを断ち切り、選択肢を増やしていく必要があると思います。

 

小泉大臣の意向は、JAオンリーとの決別なのかも知れません。

そうしない限り、確かに一度上がったコメの価格は下がりません。

相手が下げようと言う意思がないのですから。

 

米はこれから先、不足になることはありません。 増産予測で、生産量は十分です。

JAや卸売り業者の行いが改まらないと、米離れは加速して大変な事態になるでしょう。

 

米は100%の国民が必要としているのでは決してありません。

その辺り誤解を改めないと、米は確実に余ります。

いくら安くても余りますよ。 少子高齢化社会は米の需要を抑制します。

生産者も減り、米の需要も減る。 それが将来の見通しになるでしょう。

そうなれば、何れJAも大手卸売り業者も姿を消すかも知れません。

 

決して明るくない未来に、米を国民食として存続させたいのなら

消費者から支持を得るのが何より重要になります。

現在は消費者に戦いを挑んでいるのが実情です。 支持などされる分けがない。

消費者は消費価格が全て。 消費者には、安く提供するのが全てです。

そうなれば消費者の意識も、間違いなく支持に回ってきます。

 

米離れを防ぐのは消費者の立場になることです。簡単なことです。

今はそう言う事が全く出来ていません。

農家を保護するとか持続可能な農業とか、屁理屈ですよ屁理屈。

農業が多変なのは十分理解していますよ。しかし、消費者と戦争をしてはいけません。

この戦いは、間違いなく農業が負けますよ。

JAや卸売り業者はこの辺り、真摯に考えなくてはいけないでしょう。

 

消費者にそっぽ向かれたら終わりです。

そう言う由々しき事態にならないようにするのが、貴方達の役目です。

令和の米騒動、戦争以外の何物でもありません。

 

 

 

 

                         ※個人の意見・感想です。くれぐれもお間違えの無いよう。

 

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