画像表示の限界 2010.7.3
デジタル時代になって良しと思うのは、パソコンのモニターが鑑賞画面になったことです。 あの煩わしいプリントの手間もコストも心配がありません。ですから、tokyoは24インチのモニターで鑑賞しています。 従来は19インチでそれでも満足でしたが、ワイドになりより大きくなって満足感は倍増しました。 最終処理前の画像はそのままTIFFで保存し、閲覧ソフトで鑑賞します。最終形態はPDF化をして保存します。 PDF化してしまいますと加工も修正もできませんが、数十枚にまとめて保存しますので鑑賞には良いようです。 この作業もかなり大変なので、PDF化は気まぐれでやっております。 tokyo的にはモニターの前に座って鑑賞するのが一番で、テレビなどの大画面での再生は考えていません。 ただ鑑賞とは言えどやはり画像そのものは肝心なのですから、微細な情報も欲しいわけです。 ただ、ホームページでの画像となると話は一変します。画像は加工すればするほど劣化しますし、回線である以上圧縮は止むを得ません。もちろん、等倍画像を用意することも可能ですが、別ウインドウで開くものぐらい嫌なものはありません。それで適当なサイズにリサイズして掲載する訳ですが、実画像の印象とはかなり違うので悩みどころです。 基本的にはメリハリのある美しい画像ならば、リサイズしてもそれほど印象は変りません。これは人間の記憶色や記憶の感情に起因します。残念ながら当サイト掲載の画像にはそのような要素は少ないのです。美しい花や風景の画像は、そこそこ小さいサイズでも印象は大きく変らないのです。 画像を製作していていつも感じている、画像表示の温度差はなかなか縮めることはできません。当ホームページは17インチ程度のモニターを基準に考えられており、ホームページの性格上これ以上のサイズアップはできません。 現状当サイトの最大画像サイズは、最大で長辺が850ピクセル程度です。これでもノートパソコン等では迷惑なサイズかもしれません。 感覚的に表現の力が増すのは1280ピクセルぐらいからと感じています。これはノートパソコンでは画面いっぱいになります。 通常の19インチモニターでも画面いっぱいのサイズです。 この1280ピクセルから850や800のサイズダウンでも、受ける印象はかなりダウンしてしまいます。雑多な画像ほど情報量が多いためでしょう。 アイパッドなどの手軽な情報機器がでてきましたので、そのうち状況が変ってくると期待しています。
つづく |