ニコンAi135mmF3.5のテスト 2010.7.4



単焦点レンズ135mmF3.5のテストです。ニコンAi135mmF3.5は最もスタンダードなレンズです。
最終形はF2.8で、1995年まで改良を重ねながら発売されてきました。非常に息の長い製品でありました。

APS-C装着で200mmの望遠となります。
テストカメラはD90です。




前回テストと同条件の天気」でしたが、ファインダー像を一見してわかるほど画像は良好です。
前回テストレンズと同様になるようにレベル調整をしていますが、抜けは良く補正は軽微ですみました。
最新のレンズに比べると年代もありややコントラストは低いものの、僅かなレベル調整で良好な画像になります。


フォーカスは非常にシビアで、まさに紙一枚というレベルです。画像の暴れもなく合焦部はシャープです。
コントラストも良好です。

思ったより繊細な描写に感じます。ボケも良好です。
フイルム時代のレンズですが充分に使えると思います、なにより露出の飛びがなくハイライトが粘ります。
これには少々驚きでありました。


交差点からの遠望。繊細で遠くの車のナンバーもしっかりと解像しています。


価格は低価格ですが、写りには妥協がない。そんなニッコールらしいレンズです。




つづく

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