ニコンAF35-80mmF4-5.6Dのテスト 2010.7.23



ニコン」AF35-80mmF4-5.6Dのテストです。1993年発売、発売時j価格28,000円という廉価なズームレンズです。
ほとんどがエンジニアプラスチックという、なかなかにエコな風体のレンズです。
ズーム時にキュッキュッと鳴きます。まあ耐久性を云々言うレンズではないので仕方のない所です。

まあこれをニコンU2あたりに付けると、なかなか具合が良い。




カメラがあまりにも小型なので、
レンズがそれなりに見えるのが不思議。
この世代のオートフォーカスカメラはF4とF601、
しかしDタイプレンズであるから、
F50Dのキットレンズだったのでしょう。

43-86mmのフードが何故かピッタリ。


35mm。
画面中心の解像感は素晴らしい。ボケはやや硬くがさついているが、むしろそういう事が解る方が凄いのかもしれません。


80mm。
カリカリの解像ではなく、目に優しいというかこれがフルサイズ用のレンズの味なのでしょうね。

35mm。
やはり、中心の解像感は素晴らしい。全体に見てもじつに卒がない。こういう場面は絵が暴れるものですが、
じつに大人しく優秀です。


色のりも良く抜けが非常に良い。これはレンズ枚数の少なさの賜物でしょう。(6群6枚構成)
絞りはF5位。遠方の群集もそれなりに解像しているのには驚かされます。

ちょっと光線の具合が難しい状態ですが、コントラストもあり立体感があります。


人とレンズは見た目では解らない。それが正直な所。
ニコンのレンズはいずれもシャープに写るが、シャープさの加減が皆異なります。
どちらかといえばこのレンズはコントラストで解像感を表現しているタイプでしょう。



つづく

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