フイルム写真その1 2010.2.11
デジタルにどっぷりと浸かっていると、その安直で見栄えの良い画像にすっかり翻弄されてしまう。 写真の腕が上がったように錯覚し、デジタルは高画質だと心底信じてしまうことになる。 フイルム代も掛かるし、DPEもそれなりに高い。デジタル写真のようにミニラボ屋さんは補正して焼いてくれるわけでもない。 だもんで、一気にデジタルに走ります。 自家プリント中心だったとはいえ、めんどうなことも多く同時プリントに出すことも多い。 ほとんどの人は同時プリントの仕上がりはこんなものだと思って疑わない。(ネガの話ね)ここが問題。 ネガは丁寧に現像・プリントをすれば、そこそこの仕上がりになることを知らないのです。 それでポジに走る。そしてデジタルに走る。まあそれはそれで良いのだけれど、ネガフイルムの良さや潜在能力を知らないのは 写真家として残念なことだし、もったいない。 以下に古いネガ写真をそれもくたびれた600dpiのスキャナーで取り込んだ作例を紹介します。 フイルムは当時常用の、5本で900円程度ののネガカラーフイルムの写真です。
作例は2005年にフラットベッドスキャナーでモノクロ化して取り込んだ画像をリサイズしたものです。 作例写真はデータ不明ですが、1995年から1998年頃の写真と思います。 なお当パソコンは64ビットなので古い機械は動作しません。よって、新規にスキャナーを購入しなければ写真を作品に昇華させることはできません。 スキャナーの購入は当分先になりそうです。 |