シグマDP-1 発売   2008.3.6

2008.3.6

シグマDP-1が発売されました。

カタログを見ただけで多くの写真家は震撼することでしょう。
もし、何も感じなかったら写真を撮ることはほんと辞めた方が良いノデス。

このカメラに付いているのはもちろんニコンのレンズでも、キヤノンのレンズでもありません。
紛れもないシグマの28ミリ単焦点レンズです。
10万円弱・・・、本当にこれでシグマは儲かるのでしょうか? そうは思いません。いや、思えません。
機能のことをあれこれ言ってはいけません。イソップ物語になってしまいます。
画像は嘘をつきません。
ただ・・・、
被写体を選び、現像を心してやらないと、シグマDP-1は決して写し手に微笑みかけないでしょう。
それなりの被写体はそれなりにしか写してはくれない筈です。(実はこれが難しい)
凡庸な物が凡庸に写ってこそ本物なのですが、色がついてしまう・・・。
それがフツーのカメラと云うものです。


時を同じくしてSD14が大幅に値下げされています。DP-1と同じ価格まで下がりました。
非常に喜ばしいことですが不可解でもあります。
正直言ってSD14がDP-1と同じ価格なのは理解ができません。SD14はソニーのα700と同じくらい
気合の入ったカメラ(シグマとしては)なのである意味残念に思います。
新機種でも発表するのでしょうか・・・。

価格が高いために、シグマのSD14を買わなかった人には正に朗報です。

ただ、まようなあ・・・。

2008.3.15

まあ予想通り、一般人はこのカメラを知りません。
家内はパワーショットG9が4万円以上もするんだと呆れていましたが、DPIの99800円には無関心。
どうやらDP1はコンデジには見えないようなのです。確かにどこでもコンデジとは並んでいないし・・・、
なにか別格のような存在に思われるのかも知れませんね。
液晶は明るく好感が持てます。撮影はさすがパシャパシャとは行きません。そお〜れ、と言う感じ。
逆に、確かに撮影しましたよという感じがします。今までこのような感じを忘れていたのではないでしょうか。
A4より少し大きいサイズのサンプルがプリントしてありましたが、色乗りも良くコンパクトデジタルカメラとは
一線を隔すものです。ただtokyo的にはややシャープネスが強いかなという印象。
まあ遠目に見ればなんですが、画素の少なさは如何ともしがたいものがあります。
この28ミリレンズは凄い。
恐らくレンズの性能が上まっていると想像されます。
やはりシグマは実画素1000万以上を達成してもらいたいですね。
しかし、
大型センサーの余裕の写りは他にはありません。まさにオンリーワンの一台ではないでしょうか。


逆光撮影の誤解

DP1は極端な逆光に弱く、醜いゴーストが出るらしい。
確かに醜い。
しかし、ちょっと待ってくださいな。
写真の基本。基本中の基本。
太陽を入れてはいけません。太陽の強力な光はカメラならず人間の目も傷めます。
それで太陽を入れることは本来タブーでした。
太陽を入れるのと逆光撮影とはまるで意味が違います。
写真力のない御仁が知ったかぶりして太陽を直写し、ゴーストだのフレアーだのとちゃんちゃら可笑しい
次第です。夕陽を除きカメラは太陽に向けるべきではありません。夕陽位で止めるのが真の写真家です。

tokyoは天文学者でもありまして、天体望遠鏡というレンズの機器は何十年も前から扱っております。
まあ太陽みたら失明しますな。
CCDやCMOSなんて似たようなもんです。阿保らしい撮影方法はほんと止めましょう。
それより、順光で素晴らしい作品を撮ることに精進しましょう。


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