さて、前回に引き続きどこが駄目なのかを説明じゃ。
以下2枚の写真にマークした通り、その部分がぼやけているのがわかると思う。
光線の加減によるが、だいたい同じ場所だということがわかるのう。
レンズを外して太陽光にさらすと、かなりはっきりと何ヶ所も影が映るのじゃ。
これが像面に影を落としぼやけるのじゃ。傷は無数にあるので、乱反射もしてフレアー状態になるのじゃね。
これは、カビ玉の曇りと非常に似ている。
ただ、光の量が多いと目立たなくはなる。由々しき問題じゃのう。
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前玉の傷。
写真ではわかりにくいが、無数にある。 これは主にフレアーを生産していると思われる。
コーティングも剥がれているようだし、
まるで、鳥の乱舞のようである。
これはだめだろう・・・。
そう思ったら、そうだった。
あははははは。
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前玉より始末が悪いのが、後であった。
ごっそりと1センチぐらいの傷が何本もある。
コーティングが削げているのですな。
写真ではわかりにくいが、
結果は非常にわかりやすいのだった。
まあ写真家なら、こういう使い方はまずしないのだけれど・・・。
救出も人の道じゃわい(ちがったか)。
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結局どうしたかというと、レンズを修理に出したわい。
大変な出費じゃ。まあ、こういうこともあるのじゃ。
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またじゃ。
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