東京写真オーディオスペシャルピアノ編
年齢から言ってもそうですが、実は確実にピアノが弾けない時がやってくるのです。 私は耳が悪い。しかも両耳。 補聴器を外すと、ほとんど聞こえないのです。 だから、ベートーベンやフジ子ヘミングの気持ちは良く分かります。 だだ全く違うのは、ピアノが弾けていて悪くなったのではなく、これからピアノを弾こうという今 既にピアノを弾くだけの聴力が無いことなのです。 補聴器をするとまあそれなりには聞こえます。 ただ、左は高音と低音がほとんど聞こえない。正しく補助でしかありません。 右耳は左よりは格段にいいのですが、それでも相当に悪いです。 三月に両耳同時の手術が待っています。その後は補聴器が一年位は入れられないと思う・・・。 頼みの右耳も重傷であり、手術後補聴器の許可がおりず、実は不自由な左耳でここ2年以上過ごしているのです。 左右それぞれ三回目の手術が始まるのです。 数十年前某大学病院で診察したとき、右の耳を50歳までもたすんだねと言われたことがありました。 確かに聴力はつるべ落としのように悪化してきました。もう耐用年数はとうに過ぎてしまったようです。 だから、この先右耳に補聴器が入っても、何年持つかは全く解らないのです。 左は低音が全く聞こえないので、両耳に補聴器を入れてもピアノの左パートは聞こえにくい。 おまけに補聴器は100ヘルツ以下はほとんど再生できないのです。 ピアノは音量が大きいので左もそれなりに聞こえますが、同じ音量ならばキーボードでは左パートはほとんど聞こえないのです。 そんなピアノに 私の気持ちが伝わるならば、それはかけがいのない喜びです。 だから私は頑張る。 良く弾けたね・・・そうピアノが語ってくれるように。 |