あははははまたまたF4じゃ。ちと違うぞ。
すまんのう。カメラの紹介ページではなかったのじゃ。
写真の撮り方を伝授しておったのじゃ。つい忘れておったぞい。
花やカメラは逃げないから撮影は簡単じゃ。と言うのは大間違い。見慣れたものや普遍の物ほど撮影は難しい。
下のお写真はスナップ写真じゃ。なにげの物を素早く撮影するのじゃのう。
それぞれのお写真からそれぞれの思いが伝わってくれば、お写真は完成じゃ。
相手は技量を試してくるからのう。大変なのじゃ。写真家が写真機を撮るのは非常に難しいのじゃ。
スナップじゃよ。忘れるな。
一枚目 |
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二枚目 |
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三枚目 |
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四枚目 |
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五枚目 |
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(日本光学製200mmF4 1969年発売 フード内蔵オールメタル4群4枚構成)
当時のフルラインアップの中の200mmである。価格は32700円。同価格には85mmF1.8があり、ズームレンズの43-86mmは32300円。
50mmF1.4は22800円であった。当時ビールが130円、はがきが7円の時代である。
電卓は真空管からソリッドに変った当時で、レンズの設計の計算は算盤の時代。算盤専門の人を列挙し膨大な日数を掛けてやっていたのである。
アポロが月面に着陸したのもこの年であった。当時の初任給はこのレンズとあまり変らなかった。確かにニッコールレンズは
高価だったのである。このころはフイルムも成長期でありまだまだコダックには及ばなかった。翌年富士写真フイルムから、
写るんですが発売され空前の大ヒットとなったのは記憶に新しい。
41年と言う年月はあまりにも長い。パソコン世代の諸君は未だ生まれていなかったのではなかろうか。
また、デジタルカメラの黎明を見ずして生涯を終えた人も多いことだろう。このように激動の時代を生き抜いてきたレンズには
深い感慨をも覚える。このしっかりとした造りには感動せずにはいられない。これが光学メーカーの製品なのだ。
先人の魂を感じ、現在に蘇らせることこそが写真家の務めではないだろうか。
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終わり |
どうじゃ。少しは解ったかのう。
これがお写真の撮り方なのじゃ。あははははは手強いぞ。
つづくぞ。
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