2011年満を持して出るソニーの中級機はいかに   2011.2.24


昨年はCP+に行った。ソニーの中級機種の発表を期待して行ったのだ。

2010年中に発売と言いながら、発売されたのは他の二機種だけ。それでもまあまあ当たったので、ソニーとしては良いかもしれない。
しかして、中級機は発売されずまあ大嘘こいたことになる。ソニーファンの落胆はは計り知れないだろう。

体調が悪く、今年は行かれなかった。
他のレポートを見ていたら、やはり昨年見たモックが展示されていたらしい。スケルトンもある。どうやら、今年は発売されるようだ。
昨年と同じかと思っていたら、少し違うことに気が付いた。
見た目は昨年展示のモックと同じに見えるが、よくよく見ると違うのだ。

これは、
新たに型を起こしているのだ。
大きさも、左右のバランスも、ラインも違う。明らかに造りこみが違うのだ。
どうやら防塵防滴仕様にも見える。
少し絞ったのかも知れない。理解に苦しむのは液晶パネルの出っ張り。何を意味するのだろうか。
また、モックとスケルトンではボタンの数が違う。これも解らない点だ。
グリップセンサーの位置は、元に戻ったようである。

外装は明らかにわかる金属製、恐らくマグネシウム合金であろう。
残念なのは、APS-Cであること。今さら1620万画素ということもないだろうが・・・。
この一年、恐らく試行錯誤していたのではないであろうか。

このモックを見て少しは安心した。ソニーはやる気である。
ソニーの中級機に欠けているもの、
それにソニーは気がついたようである。

中級機は実に難しい位置付けになる。それは各社とも立場は変らない。
中級機が評価されなければ、カメラは廃業だろう。いや、冗談じゃなくて。

コンパクトカメラがどんなに高性能になっても、一眼やら新機軸のカメラが台頭してきても
中級機のポジションはなくなることはない。
それに気が付くこと。それがとても大事なことなのだ。

頭でっかちはだめである。あまた先輩のカメラを尋ねて、その拘りに酔いしれること。
それをしなければ、
本当のカメラは造れない。

下手なプリントは潔く剥がそう。
シンプルに、そうシンプルに。
カメラが大切な道具になるように、おまじないを掛けてみよう。

がんばれ、ソニー!。
手を抜くな。
最高の道具を造れ!。






つづく。

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