奏のみ使用。 RR777のみ使用。 奏とRR777使用。 OFFで使用・・・と三パターンで試聴しました。
全て使用の場合、ピアノでは響きすぎる傾向でホール収録の物はもやる感じとなりました。 奏とRR777は少し傾向が違うようで、メーカーの言う通り
メリハリが増す感じになりました。 余韻も少なからず付与されます。 RR777は、そのような強調は無く広がりと余韻がふわっと付きます。
何もつけず試聴すると、一挙に裸になります。 決して音が悪いとかではなく、裸なのです・・・つまり寒い音になります。
どれをとっても文句はないのですが、何かが圧倒的に足りません・・・、これは奏やRR777で聞いた後にもの凄く感じます。
逆に言えば、それだけ聞いている分は何の不満もない音と言えます。
しかし、この差は物凄く大きいです。 ただ、この違いはソースに依存します。それが解かってきました。
奏が特定の帯域を増強すると言っているがごとく、RR777もそうなのです。但しRR777はその範囲がかなり広いようです。
テレサテンの歌曲。これは演奏と声が当然のごとく、別収録です。 多分に声にはエコー処理がかけてあります。 RR777はこの声にかぶりません。
つまり声は全くそのままで、エコーのみが膨らみます。 これは別トラック録音の楽器でも顕著です。 ゆえに、奏とRR777を併用したテレサテンは、
実に素晴らしい音で響きます。 ピアノのようにワンポイントステレオ録音では、ホールの空間エコーのみが増強されてもやってしまうのです。
パーシーフェイスやマントバーニ、ヘンリーマンシーニなどでホルンが入っている部分は相当に広がります。 ピアノも肉付きが付き柔らかく響きます、
ピアノソロはもやりますが、ムードミュージックなどのピアノは非常に良い方向に響くのです。
これもCDによる差は非常に大きく、きくCDや演奏の楽器、収録の状態などもろもろで効果が出にくい、
または全く効しないケースが当然のように存在することを認めました。
多分に、こういう機器を使用しても何ら違いが分からないと言う人達の主張が見えた感じです。
機器がどうのこうのではなくて、問題は再生する環境、機器、楽曲、ソフトに原因があったと考えられます。 その環境が変わらない限り、
何をもってしても、違いは出てこないという原理です。 これはある意味残念なことでもあります。
やはり、オーディオは一筋縄ではいかないと思いました。
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奏、薄い方。 |
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奏、厚い方。 |
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超低周波発生器RR777。設置高さはおよそ2メートル。 |
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擦り切れるほど聞いているCD。実際酷いことになっている。 |
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パーシーフェイス亡き後の録音。 拍子抜けするほど、音が違う。
良い悪いで言えば、悪い。2005年発売。 |
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左の新録音と違い、旧録音の物も多い。 収録されている曲の、
音は非常に良い。 |
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上のパーシーフェイスとはまるで傾向が違う音。ハイが伸びる。
2008年発売。 フランクプールセル。 |
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フジ子ヘミング。 比較的録音が新しく、音はまずまず良い。 |
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やや古めの録音。 マイクの位置が遠いような録音。 |
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二日目、全てONで。 ジェームスラスト。 何故か音が歪みっぽい。
スーパー・ハイ・マテリアルCD。 2009年発売。
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イリーナ・メジューエワのピアノ。 ちょっともやるっぽい。 低域が厚い。
2007年~2009年、2013年ホール収録。
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12曲中6曲がステレオ。 つまり相当に古い録音。 |
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イリーナ・メジューエワのピアノは新川文化ホールでの収録。
ベーゼンドルファーもあることから、そうなのかも知れません。
スタインウェイとは、かなり異なる音でそう感じました。
収録曲は全て、新川文化ホール(富山県魚津市)。
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※ 新川文化ホール様のホームページより引用。 ベーゼンドルファー。
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