空気が違う・・・。   2018.12.26


いやいや、部屋の空気ではありません。 オーディオの事です。  


例えばカメラ・・・。 デジタルカメラは今や高画素が当たり前の時代になりました。

スマホでも、ミラーレスカメラでも2000漫画素は2000漫画素。 画素数は同じですが、実は解像度がまるで違います。

スマホやタブレットのような小さい画面だと、画素の不足感は無く、解像感は充分に思えます。 しかしこれは、小さい画面だからであって、

人の識別能力外だからなのです。 ですから、大きな画面で見るとその違いは余りにも大きく驚かれると思います。

デジタル機器はノイズとの戦いなので、素子が小さいほど面積が小さい程それが目立ちます。 補正すると解像が落ちます(周波数が)。

畳程の縁を少しかじっても目立ちませんが、食パンを同じようにかじったらどうでしょうか。 その差は大きいと思います。

つまり、スペックは同じようっでも実際は同じではないという不可思議があります。 数値やそれなりの媒体で見る限り、似ていますが非なる

物なのですね。


オーディオも全く同様です。 数値だけでは測れない物が、あらゆる面で存在します。 そういう意味では、測定器の数字は目安でしかありません。

良く解像度が良いとか、解像感と言われていますが・・・それってやっぱり間違っています。 解像は写真用語です(>_<)。

オーディオでは解像度と言うのではなく、写真のような解像感というべきですね・・・(>_<)


写真ですが、ご存知のように解像度はコントラストで決まります。 低コントラストは当然分離しません。 コントラストが高いレンズ程分離します。

つまり、コントラスト=解像度で間違いありません。 また、どんなにコントラストの強いレンズでも、収差があると滲みます。

滲みは本来のコントラスト(解像度)を著しく低下させます。 オーディオで言えば、共振やノイズがそれで、元々には含まれていない物です。


多くのオーディオ機器は、原音=元ソースとアウトプットを比較して、その差分を消す努力をします。 それは、機器内部の対処で済むものもあれば、

どうにもならない物もあります。 それは、機器と機器を繋ぐケーブルや電源などを通じて容赦なく入り込んできます。

そういうのを一つ一つクリアしていくと、空気が違ってくる・・・のですね。

目には見えませんが、空気が感じさせてくれるのです。 


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