先の見えないコロナの現状 2020.9.20
強制力を持たない日本の弱さに、コロナは付け入る
何だかんだ言っても、もう10月になる。 コロナの蔓延は少しづつ減少してはいるけれど、クラスターの発生が各県で散発しています。 これはコロナに対する緩みであり、往来の自由がもたらした所以でもあります。 政権は変わっても、方向性は全く同じな訳で これをもってコロナを収束出来るかと言ったらまず無理でしょう。 同じ顔ぶれで、しかも継承すると言うのだから灯明は断たれたも同然です。 コロナの蔓延は、賢い若者の成せる業でありますから、今後もこの賢い輩が心底行動を改めない限りコロナの終息は難しいと思います。 若者には若者の論理があって、コロナとは全く無関係に行動は決められます。 論理なのだけれど、倫理がそこには不足していると言うか・・・ 極論すると存在しないと言っても言い過ぎではないでしょう。 スマホ社会やSNS社会の蔓延で、若者は親の意見や大人の意見よりも そちらの世界しか見ることはありません。 そういう世界は、若者にとって共感できる世界なのですね。 ですから、政府の意見をそこそこまともに聞いて、あーだこーだと論ずることはありません。 強制力を持たない政府の、お願い政策は若者には まったく意味を持たないと言えます。 政府は、その辺りを誤解しているのではないでしょうか。 かつての戦争大国であり、その慢心がゆえに危うく日本は壊滅しそうになりました。 それがために、同じ轍を踏まない構造が社会に形成されていきます。 強制力=国家権力と言う図式だけは避けたいのです。 権力の行使は、あの忌まわしい戦時国家を連想させるのです。 言うだけならばそのような危惧は起こりませんが、強権発行がなされたならば昔に逆戻りもしかねないのです。 若い諸君、しないのじゃないのです。 政府の輩が無能だからじゃないのです。 その弱さこそ、若者を守る最善の方策なのです。 国のために戦時の若者は、犬死を強いられました。 国のためならと、命令に従ったのです。 その過ちは、決して繰り返すべきではありません。 緩い政策かも知れません、腑抜けの政府に思えるかも知れません。 しかし、そうではないのです。 強制力を持たない日本の弱さに、コロナは付け入ります。 それを助長してはいけません。 今や弱者となり日本を守り切った高齢者は、 コロナの前には無力です。 今ある世界を作った高齢者たちを、命の危険に晒してはいけません。 若者たちよ、どうか弱者を守って欲しい。 この国を守るため、人ではなくコロナと戦って欲しい。 決してコロナに付け入る隙を与えないで欲しい。 いつか来る終息の日まで、静かに戦って欲しい。 日本の未来は、若者にこそあるのだから。 9月26日東京都感染者270人。
全国感染者数推移
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