H2Aロケットを支えた田代燃焼試験場  2022.11.5

40年の試験、H2Aの20年を支えた田代燃料燃焼試験場

 

わが町にある、田代町の三菱重工業田代念慮試験場う燃焼。 国産ロケットの聖地とも言える、重要拠点です。

ここでの燃焼実験は1005回に及びます。 H3の第一段エンジンLE-7、LE-9の燃焼試験も実行、成功しています。 三基同時燃焼も成功。

工場で組み立てられたエンジンは、陸路延々と秋田県大館市田代燃料試験場に運ばれます。 燃料輸送タンクローリー20台も山中に入ります。

燃焼試験は2回ですが、1回目で合格すれば2回目はありません。 ほとんどが1回で済むそうです。

合格したエンジンは、また陸路戻りロケットに装着され打ち上げられます。 つまり、全数必ず燃焼試験をします。 必ず田代試験場を通るのです。
 
H3エンジンは田代燃料燃焼試験場での8回の燃焼試験を2019年終えています。


2022年11月7日種子島宇宙センターの発射台に載せ、実機に実装して、打ち上げ同様の実機型ステージ燃焼試験を行います。 

燃焼終了後、結果説明会が行われます。 これが成功すれば、年内にも打ち上げが行われるとの事です。 予定よりは2年遅れです。


名古屋→田代燃料燃焼試験場→名古屋→種子島宇宙センター宇宙 

秋田県大館市 三菱重工業田代燃料燃焼試験場。   ステージ燃焼試験。
 
H2ロケット全景。   エンジン。 これを運搬する。
 
エンジン燃焼857回、ステージ燃焼148回。   試験を待つエンジン。
 
燃焼試験 燃焼は50秒間。          LE-7燃焼試験。
 
LE-9燃焼試験。           愛知工場のH2A 47号機。 
         


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