人類が火を使って凡そ10万年   2022.11.8

火を使えるのは人間だけだった

10万年後、人間は宇宙に足跡を残す


人類が火を使うようになって凡そ10万年からそれ以前。 山火事などから火を分けて使ったらしい。 

火を起こしたのがいつかは特定できていません。 火を起こすのは、生き延びるための喫緊の課題だったと思います。 

そんな人類は、月へ足跡を残し火星へと足跡を伸ばそうとしています。  この科学の進歩は対数カーブのように急峻です。  


これから10万年後はどうなるかは、予測が難しいですね。 既に火星での居住が普遍化していると考えられます。

しかし、火星で人類が現在の姿を保つには、人工太陽が必須になります。 火星が明るくなるのは数十億年後だと思いますので、

火星に留まっている時代のほとんどを人工太陽に依存することになるでしょう。 火星に順応し人類の姿がが変化していくことを、

多くの人類は望まないでしょう。 


太陽の寿命はあと50億年ぐらいです。 20億年後の太陽の明るさは20%増加と予測されています。 

30億年後には高温化により、事実上地球上の生命体は絶滅します。 


火星の30億年後は想像もできませんが、現在より熱く照らされているのは間違いがないでしょう。 

火星の大気は95%位が二酸化炭素ですが、酸素の生成は可能です。 酸素は二酸化炭素を分解し作られますから、

移住した人類は酸素には困らないと考えます。 日照の問題も解決可能です。ドームなり地下なり、生存の為に工夫がなされるでしょう。

そんな火星に住めるのは、10億年位かも知れません。 それ以降は、火星を離れる必要に迫られるでしょう。


火星に人類が行くのは数十年後、もう少し早いかも知れません。 でも行っただけ、それだけです。

基地を構築し、人類の居住空間を広げていくのには数百年もかかるでしょう。 それ以上かかるかも知れません。

地球が第五氷河期にかかる前に、地球を離れなければいけません。 もうその時期に来ています。 間氷期は終わりを迎えています。

これから11万年の間、地球は大半が氷に閉ざされます。 火星はまだまだ極寒ですが、猶予はありません。


月にベースを作れるならば、大型の宇宙船を建造し大量の人間を火星に送ることも可能でしょう。 

直径数キロから数十キロに及ぶ母船を構築して、火星を目指します。  問題となるのは、地球の大気圏の離脱です。

この重力の問題が解決されない限り、普通の人間が火星を目指すことはできません。 反重力の研究が必須です。


地球を離脱するには、地球の重力を超える推進力が必要です。 その離脱速度は、毎秒11.2キロメートル(時速4万キロメートル)です。

現在の科学では、地球を離脱するにはとてつもなく大きなロケットが必要です。 

人工衛星及び宇宙ステーションは、400~500キロメートル程の低い高度で地球を周回しますから大きなロケットは不要です。

火星に真っすぐ地球から到達するためのロケットは、相当に大きなロケットでなければ往復できません。

探査船打ち上げの概念とは全く異なります。

今の技術では、とうてい火星に定住は考えられません。 長く困難な道のりが必要です。


先ずは月に、楽に行き来できる様になる必要があります。 月は38万キロメートル、火星は7500万キロメートルあります。桁違いなのです。



 アポロ11号。     アポロの1段目。 
       
アポロロケット大きさ。     11月中の発射を待つアルテミス1号。  
       
       ※ 画像はウイキペディア様及びネットより引用





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