中途失聴者・難聴者とは


病気の進行などにより、聴力が失われるか難聴になる状態を言います。

難聴は徐々に悪くなっていきますので、なかなか周囲に理解されることも難しく、本人も重篤なこととは考えません。
聞こえずらい、相手の話が分からないと言うことは有る程度回避できることだからです。

ほとんど聞こえない中途失聴者は、補聴器なり耳鼻科の通院の選択をしますが、難聴者はそれをしない傾向があるのです。
何度も聴き返す人は、多分に聴力が40デシベル程落ちています。高音のみ、低音のみ聞こえにくい人もいます。
これらの人たちはついつい我慢をしてしまうのです。その結果、じわりじわりと耳を悪くしてしまいます。

補聴器をすることには相当な抵抗があります。耳穴型ならともかく、つる式の物は敬遠されます。補聴器=年寄り、のイメージなのです。
百歩譲って購入を決心しても、まずその価格に驚きます。普通に10万円を超えるのです。20万円で普通、30万円超えはざらなのです。
ここで、購入を躊躇する人は少なくないと思います。当の私もそうでした。
何でこんなに高いんだろう、小さいからか・・・、と疑心暗鬼します。補聴器は医療機器なので、電化製品のようにバーゲンもありませんし、
値引きもまずありません。非常に敷居が高いのです。

しかし、難聴で悩んでいる人は中途失聴者にならないために、補聴器をどうしても選択しなければいけません。
補聴器は毎日高出力で使うので、電化製品より持ちません。5年と言われていますが、そう考えて良いと思います。
しかし、補聴器の装用で違う世界が見えてくることを知ってください。補聴器はメガネなどと同様、生活において欠かせないものとなります。

中途失聴者・難聴者がそのハンディキャップを少しでも減らすには、補聴器の助けが必要なのです。
私は、補聴器を購入するお金が無く、生活に追われ手術を選択することもできず、悶々とした十数年を経験しています。

失った物は、二度と戻りません。後悔は先に立ちません。

補聴器を手に入れて、昨日と違う今日を味わってください。

あなたの笑顔を待っている家族や友人がいます。


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