コンピューターがはじき出した未来 2017.12.3
コンピュターの試算によると、地球のある銀河と一番近いアンドロメダ銀河が衝突するらしいです。 これはもう間違いのない計算のようです。 よく覚えていませんが、45億年後らしいですね。 その頃は太陽の寿命は尽きて、地球も存在はしてません。 勿論、人類はとうに絶滅していますが、痕跡は45億年後も・・・、もっと先まで残ると予想されています。 それは人間の作った物です。 先日、1977年に打ち上げられた土星観測衛星「ボイジャー1号」が37年ぶりに通信(交信)が出来たとのニュースがありました。 1987年に通信が不能になったのでした。 それから37年、エンジンの再起動に成功しました。 37年前はコンピューターも初期で、通信には古いプログラムを構築しなければならず大変な作業だったらしいです。 通信が途絶えたのは、太陽電池のパネルの向きが何らかの原因で太陽を向かなくなったためでした。 それが、回復したのです。
ボイジャー1号と2号の現在地は、太陽系の果て、外周部にいるらしいです。 搭載されている原子力電池はあと10年ぐらいは持つと推定されています。 その後は、果て無く宇宙空間を飛び続けていきます。 ボイジャー1号はほぼゼロで、宇宙の果てまで飛ぶと言われています。 つまり、銀河系とアンドロメダ銀河が衝突する45憶年後もボイジャー1号は飛び続けて行くわけです。 人類は跡形もなく消滅しますが、人類の作った物は永遠に残るのですね。
ボイジャー1号と2号には、太陽系と人類の全ての情報が刻まれた黄金のレコードとプレーヤーが積まれています。 他の物体と衝突する可能性はゼロですが、異星人がボイジャー1号・2号を見つける確率はゼロではありません。 何十億年後かに、ボイジャー1号・2号は発見され異星人のノウハウでレコードが再生されるでしょう・・・。 しかし、その頃には地球も銀河も無く・・・。 地球人同様未知の世界を探求している異星人は、遠き宇宙の果てからの来訪者に 感慨を覚えることでしょう。
ボイジャー1号は母なる地球を撮影し、地球に送ってきました。 これ以後、地球の姿を目にすることはありません。 数十億年間、人類の夢とメッセージを携え飛び続けるのです。 45億年後、ボイジャー1号が目にするのは アンドロメダ銀河と銀河が衝突する光景なのです。 |