B&W805D・D3というスピーカー    2018.10.20



B&Wのスピーカーは非常に人気があります。 その人気は音の良さにあると言っても良いですね。 バランスが良いのです。

ジャンルを選ばない平均的な良さでしょうか。 平凡ですが、オーディオにlとってはとても需要な事と思います。

私はオーディオを再構築するにあたり、B&W600シリーズの685というブックシェルフタイプを購入しました。

六畳なので大きなスピーカーは選択肢になく、予算もペアで10万円程度と決めていました。 ただ、アンプとCDプレーヤーは奮発しました。

量販店やオーディオ専門店であれこれと聴き比べする時に、いつも気になるスピーカーがB&W805Dでした。

高音がまるで違うのですね・・・。 他のどのような状態の置き場所でもそれは変わりませんでした。 音が豊かで優しく、耳障りな音が出ません。

でも、ペアで60万円は高根の花でした。 数年たち何度か購入しようと思ったこともありましたが、実現しませんでした。

そんなB&Wですが2015年にフルモデルチェンジをしました。 805Dは805D3になりペアで90万円程と価格が上がってしまいました。

のみならず全てのシリーズが大幅に価格が上がってしまったんですね。 一挙に遠いぞんざいになってしまいました。

音は一皮も二皮も向けた感じで、透明度のある音になりました・・・。 ただ、この音と旧製品の音はまるで異なりますから

どちらが良いかという問題ではなく、どちらが好みかと言う事になったと言って良いと思います。


スピーカーは気の箱に入っていれば、木の鳴りは少なからずあります。 アルミや鉄の箱ならば金属の鳴りは避けられません。

また、スピーカー自体の材質も問題で、音質に固有の色を付けるのはご存知の通りです。

これらの問題の他に、部屋の音響という問題もあります。 部屋は鳴るのですね・・・、固有の音が付いて回ります。

そんな中でも、筋が通ったのがB&Wの805Dであり805D3だと思います。


ただ、これらのブックシェルフスピーカーは設置がとてもシビアです。 気に入ったポイントを決めるまで何年もかかるかも知れません。



 B&W805D3  ※画像はB&Wのホームページより引用    

現行品の805D3、スタンドが結構高いので

総額は110万円を超えてしまいます(-_-;)。


このシリーズのスピーカーは、アンプや繋ぐ機器の

グレードが上がるほどに音が良くなる、という

あまり有り難くない現象が起きます。



トールボーイ型のスピーカーは、音作りが難しいですから

このようなスタンドタイプのスピーカーを使用して、

自分好みの音作りをすると良いと思います。


ブックシェルフとは言えど、本箱などに埋め込むのは

よろしくありません。 スピーカーの周りには充分な

空間が必要です。

そういう意味では六畳オーディオなどでは、実力を

充分に発揮できないかも知れません・・・。

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