ピアノ東京写真オーディオスペシャルピアノ編


やさしくないクラシック楽譜 2017.10.30


127


幻想即興曲の楽譜が「やさしいクラシック楽譜」の中にありました。 オクターブの中に装飾風の音符が二個入る部分。

これは手の小さい人には鬼門なのですけど、しっかりと抜いてあります。 ここはメロデイ部分なので、練習には単音でも良いらしいです。


 やさしい楽譜    伴奏はそのままのアルペジオ。    フラットが三つ  
       

見ての通り調号が違い
ます。よって、押さえる
鍵盤が違い、これで覚
えるとオリジナルが弾け
なくなる恐れもあります
ね。


半音違ってるわけです。


 オリジナル       シャープが四つ  
      もちろん、どっちも弾け
るのが普通なのでしょう
けど(-_-;)。



黒鍵が多い方が弾きや
すいのは、言うまでもあ
りませんが・・・。


ショパンの曲は、調号が多いですけど 多い方が指の無駄な動きは少なくなりまね。 これは意識的にそうしているらしいですね。

色々な曲のアルペジオ部分を見ると、運指がスムーズにいくようにされているのが解かります。

ショパン曰く、すべての調の中でハ長調が一番難しい、と言われたそうです。もちろんピアノ演奏についてです。 確かに黒鍵がなければ、ピアノを弾くのは

大変です。 ハ長調の曲に「木枯らし」がありますが、とんでもないほど黒鍵の指定がありますね。

   

木枯らしは練習曲なので、

右手のスケールの練習用に作られた

ものです。

ショパンは、何をおいても

スケールの練習をと言ったそうです。


何百曲もカナ振りしましたが、

A3にコピーしていながら、カナ振りして

いないのはこの曲だけです。

見ていると指の運びが厄介そうで

手が付けられないのでした。

こういうこんがらがったものは、

おぢさんには無理なのです(-_-;)。

BACK  ピアノ奮闘記2018     HOME