ピアノ東京写真オーディオスペシャルピアノ編


番外編 原稿に彩色する  20171114 


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ピアノは楽譜が全てと書いてきました。  楽譜は記号だけの物だけど、色んな情報を引き出すのは、演奏者に与えられた使命だと

思っています。  

50年近く前に描いたモノクロの線画に彩色してみます。 現場にいるわけでもなく机上での作業です。

思えば50年後に同じ自分が、この絵に彩色しているなんて思いもよらないことだと思っています。 第一、50年近く経て原稿が残っているのが

奇跡に近いです・・・( ゚Д゚)。


見ないで描くのが基本なので、最初に見たイメージ(多分雑誌の写真)を頭に入れたら一気に描いていきます。

白い紙(ケント紙)との対峙ですね(^^♪。


ピアノができる人は演奏を記録として残すべきです。 この絵のように50年、いや場合によっては100年と残るかも知れません。

それは生きてきた軌跡であり、存在を確認する唯一の手段だと思います(*^^*)。




彩色された画像    
     





空の色は少し迷って・・・、

現在の東京にはあり得ない

紺碧に仕上げました。


ビルはダークトーンで彩色

しました。


 元原稿    
     

ネットで似たようなアングルの

写真を見たら、全く違っていました。


この絵には窓ガラスがありませんね。

今風な全面ガラスのビルに見えます。


恐らくその辺は適当に

描いたのだと思います。


イメージならば

それで良いと思います。



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