ピアノ東京写真オーディオスペシャルピアノ編

音楽と騒音レベル

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筆者の団地の平日昼間の騒音レベルは58db~60db(風あり)、夜間(8:00)のレベルは55dbです。
室内(6畳)の中心では昼間41db~42db、夜43db~44dbとなっており、夜の方が隣の部屋の影響が大きい。
なお、深夜の暗騒音は38db~39dbです。

音楽鑑賞時のレベルは、イージーリスニング曲で60db~75dbが普通の音量ですが、これは所謂小音量でありアンプのボリュームは1.5程度です。
ピアノのCDによる再生では、このボリュームよりやや絞って測定したら、(ピークで等しい音量になるように調整)概ね音は53db~55dbと聞こえずらく、
ピーク部分では60db~68dbでした。別れの曲など主題部分は53d~54dbであり、非常に小さいが、第二主題に入りピークは70dbを超える音量となります。
普通に音量を上げて聴いていたとすれば、80db~90dbとなり正しく騒音レベルです。

なお、リスニングポジションの真横には電子ピアノがあり、いつも練習の電子ピアノのボリュームは3ですが、騒音レベルは57db~60dbであり強く叩いても
当然ながら変化は少なく63db、低音部中音部共に差はなかった。このボリュームでは練習には充分だが、ピアノらしい響きは望めないのです。
測定器は、スピーカーからは2m30cmの聴取位置で、電子ピアノは正面より1m40cm点で測定しました。

スピーカー前面30cmまで接近した場合、騒音レベルは10db~12db程度上昇する。つまりピアノ曲では75db程度、イージーリスニング曲では72db~87db程度の
音が出ているわけである。壁面損失55dbとしても20db~35dbの音は漏れていると考えられます。
なお、やや小音量で聞く場合、リスニングポジションで55dbの場合は、壁面損失50dbの場合、(50+12)-50=12dbであり、12dbの音漏れがあると思われます。
電子ピアノの場合、隣の壁までの距離はおよそ2m70cmであり、60dbの音量の場合壁面部分での音圧は52dbであり、(52-50db=2db)壁は通さないと考えられます。
なおこれは500Hz基準であり、低域では10db程プラスして考えなければならない。これを加味すると、音楽再生では30db~45db、電子ピアノでは12db程度の音が
漏れていると判断しなければならないのです。

大型スーパーの二階で測定した騒音は75db。同じく4階65db、ビル工事中の幹線路上の騒音が71db~75db、バス通過時90db、地下鉄ホーム62~75db(歩行音)、
地下鉄車内82~88db 停止時車内45~50db、車内アナウンス90db、ホームアナウンス90db。
大型総合病院の一階通路65db、二階待合57~60db、いずれも混雑時。

基準としては、第一種地域(住宅専用文京地域)では昼間45db、夜間40dbであり、第二種地域(住宅専用無指定地域)では昼間50db、夜間45dbです。





音楽や楽器の場合は、間違いなく騒音発信源となっているわけだから注意が必要です。夜間概ね8時以降は音を出さないように心掛けた方が良いです。
日中でも隣人の在宅の有無等気遣いは必要となります。


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