ピアノ東京写真PLUS ピアノ編


幻想即興曲の不思議  2018.4.9




ショパンの作品には遺作があると述べました。 非常に多いです。

多くは小作品で、出版するまでもないと判断した物と思われます。 誰かに捧げる曲ならばそうかもしれませんね。

幻想即興曲については、かなり疑問が残ります。  この曲はショパンが、出版せずに廃棄(焼却)してくれと言った曲だそうです。

小曲でも捨てていないのに、なぜなのでしょう・・・。 それにかなりの大作ですね・・・。

何度聞いても、やはり素晴らしい曲であり、葬り去るには理由が見当たりません。

この曲は誰かに捧げた曲のようですね。 途中で取りやめた可能性は否定できません。

しかして、この曲はショパンの死後、約束を破り出版されてしまいました。 ですから幻想即興曲というのは後で付けられた曲名という事になります。


しかも、別れのワルツも同時に出版されています。

英雄ポロネーズのように、絶対無理かな・・・、という曲ではなく多くの人が挑戦する名曲だと思います。

英雄ポロネーズは皇帝に捧げた曲だとすれば、幻想即興曲は貴婦人やら侯爵夫人に捧げる曲と思います。

つまり、前者はピアニストとしての生活のためであり、後者は報酬を求めてはいません・・・、恐らく。

侯爵夫人に捧げる曲にしては、大仰すぎたと感じたのかも知れませんね。

それに幻想即興曲は練りに練った曲であるらしい。 最後まで推敲していたとされます。

あーっ、だめだって絵の世界でも破り捨てたりすることは良くあります。

練りすぎるとどうにも行き詰ってしまうのです。   ・・・だから廃棄(焼却)を希望したのだと思います。

もったいない・・・。 その気持ちが良かったのです。

そして幻想即興曲は誰もが演奏する曲になりました。


残りました・・・。

謎を残したまま・・・。



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