東京写真オーディオスペシャルピアノ編
音を拾う場合、お玉じゃくしを串団子かそうでないかに関わらず左から順に指で抑えます。それをずっと繰り返して、一区切りの所まで指使いと 運指、音譜の長さも同時に覚える・・・。どうもこれは間違いの様なのです。 メロデイと言うのはあくまでも単音。それの連続が音楽となるのが本来であり、正しいのではないでしょうか。 つまり、最初にメロディありきなのです。 串団子は和音だし、ハモリである。オクターブもしかり。 あのめんどくさい、悲愴も別れの曲も、乙女の祈りも、先ずは単音からのスタートが正しいことに変わりはないですよね。 ならば最初から初心者用の楽譜で練習をすれば良いのじゃないか、と言うのは当たらないのです。 なぜならば、ハ長調で覚えた曲をホ長調やイ長調で引き直すのは、何倍も難しい。第一時間の無駄でもあるからです。 そんなわけで、原曲の調でメロデイを覚えることにします。カナ振りは串団子ごとに、メロデイの頭にはカラーでマークするのです。
つまり、メロデイを辿るには、一切の団子と装飾音を無視して弾いてみるのです。上の図の場合、赤字がメロディです。 ソミ、ファレは伴奏です。 和音や装飾は曲を豪華にします、それはとても大事なのだけれどメロデイがイマイチならば意味はないですね。 知らない曲(新曲)はおぢさんには理解が難しいので、原曲を聞き込む事も大事になります。 普通ピアノ譜(上級等)には、歌詞が振っていないので、練習時ほとほと困ることがあるのです。 問題はオクターブ曲。通常メロデイは四本程度の指で弾きますが、オクターブは小指でメロデイを弾くのです。 手の小さいものには、これが結構負担になります。
ハ長調だと、ぐっと穏やかになります。 |