東京写真PLUS ピアノ編
初心者向けピアノ曲集と大きな勘違い・・・。 2019.1.8
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今日本屋さんに行き、オーディオ雑誌を買うつもりが楽譜を買ってしまいました。 しかもクラシック・・・。 基本的に初心者向けのクラシック楽譜は、音を抜いたりハ長調に変調したものが多いですね。 そこで、素朴な疑問が・・・。 メロディーラインは音を抜き単音符にしますが、これはオリジナルでも大差ない場合が多いですね。 問題は左手の櫛団子…和音です。 初心者向けの楽譜は、この和音も音を抜きます。 よく考えれば、それで十分というのが本当のところ・・・。 つまりよーく考えてみると、基本は右も左もメロディーラインな訳だから・・・初心者向けの楽譜は実に正しいのではないでしょうか。 乙女の祈りはオクターブにする必要は全くなく、英雄ポロネーズも和音の連打はオーケストラを意識し過ぎています。 和音があるがために、ピアノは深みを増しますが・・・どうもそれは作曲家の嗜好でしかないと思えてなりません。 見栄なのですね。 ラ・カンパネラ・・・、単音でもラ・カンパネラには違いありません。 何故にそうでなければならないのかは、作曲家のエゴや見栄なんですね。 元々のメロディーラインで、全てが既に完結してしまっているのです。 それに我々は気付かずに、難曲と評しその重厚な響きに憧れてしまっていたのではないでしょうか。 オーディオで言えば、20チャンネルと言う 膨大な質量を誇るシステムがありました。 それはそれで素晴らしい。 しかしながら、単発の小さなスピーカーを鳴らすのもまた立派なオーディオ でありました。 写真然り、良い写真を撮るのはプロとは限りません。 楽譜を見て奮起するのは、その楽譜が手強いからではないでしょうか。 複雑怪奇で寄せ付けないような楽譜の魅力に、魅せられているだけではないでしょうか。 作曲家・・・してやったりではないでしょうか。 曲間にスケールを挿入するのはなぜでしょう・・・。 もうこれは、漬物ですね。 それがないと、はかが行きません。 単音より重音、それよりも 櫛団子と装飾は正にデコレーションに走ります・・・。 人気の「ハナミズキ」。 ピアの楽譜には、重音ばかりの楽譜があって辟易とします。 確かに響きは重厚・・・でも、本来あるべき歌の透明感は 全くそこには見出せません。 歌謡曲やポップスは、クラシック音楽派の方は「どうも・・・」となるようです。 単音構成が歌曲ですから、 手持ち無沙汰になるのでしょうか・・・海外に演歌はないし。 あはは、第一ピアノは日本のモノじゃない・・・。 骨のない魚は気持ちが悪い。 骨はメロディーラインであり、身は完成された筐体。 痩せたものもあれば、肥えたものもありますね。 ただ、メロディーラインが薄いものはどうでしょうか。 装飾・・・小骨が多い魚は苦労します。 ニシンばかりでは困ってしまいます 願わくばタイのごとく、骨は完結明瞭であって欲しいと思います。 初心忘るべからず。 初心者向けの楽譜侮るべからず・・・(*^^*)。。 難曲から小骨をどんどん取っていった・・・のが初心者向けの楽譜。 実は逆で、単純な音符に推敲を重ねて作品としたのが難曲・・・。 極々当たり前のように思っていました…(>_<)。 楽譜の譜読みで、重音は基となる音を先ず弾いてから、徐々にオリジナルに近づけていく・・・と話されている先生もおられます。 先ず、メロディーラインを理解すると言うことがとても大事なのですね(^^♪。 先に戻りますが、オリジナルのメンドクサイ楽譜で弾いたのと、初心者向けの楽譜で弾いたのとで・・・。 ピアノが良く響き歌う方が、曲としては良いのだと思います・・・(*^^*)。 と言う訳で、今日買った楽譜・・・。
クラシック音楽の楽譜は、元楽譜ももちろん山とあって練習することはします…(-_-;)。 しかし、元楽譜を練習すればするほどに・・・これでいいのかと思うのです。 音を辿ることばかりに時間が費やされ、楽譜通りに弾こう(弾けないが) としてしまいます。 つまり、出てくる音などどうでも良い訳です。 全く余裕がないのですね…(>_<)。 くそっ、弾けるようになってやる('Д')。 |