ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

何年たっても弾けない理由   2019.5.24 

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何年たっても弾けない理由は、意外なところにありました。 練習量が少ない・・・それだけです。 えっ、それっていまさらに当たり前では・・・。

一曲完成するのに三か月や四か月・・・とかよく聞きます。 ちょっと長めの曲なら六か月や一年・・・。 でも、練習に要した時間や期間は

関係ないようです。 これだけやってるのだからと、変に思い込みをしているだけのようです。 練習量は=回数です、ただそれだけ。


けん玉の達人・・・、何で一発で決められるのかと聞いたら意外な答えが返ってきました。 「千回やったか」・・・でした。 千回やればできると。

それ以来、できないのは絶対的な回数が少ないからだと理解するに至りました。 何か月もやってるのだからって・・・いや、やってません

それは期間だけですよね。 その何か月の間に、どれだけ繰り返したでしょうか・・・千回やりましたか?  いや、物理的にどうのこうのじゃなくて。

ひと月は30日ですから、三か月で90日、半年で180日ですね・・・。 これって、毎日欠かさずの日数ですね。 回数だと半年で180回にしかなりません。

しかも、最初から最後まで通してを一回だとすると、どれだけの回数になるでしょうか。 千回やるのに必要な日数は、毎日欠かさずで三年間ですね。


この理屈でいうと、何十曲も弾くのは不可能に思えます。 しかし、理屈通りにいかないのも人間の凄いところなのですね。

一曲千回費やしたならば、次も千回なのかと・・・そうなりません。 なぜならば、学習すれば身に付き、身についた分だけ回数は控除されるのです。

対数のごとく必要回数は減っていくのではないでしょうか。 ピアニストが何でも弾ける所以です。


つまり、千回やった人が5年間に20曲弾けるようになったとします。 500回ならば10曲、100回ならばどうでしょう・・・。 弾けなくて当然のように思えます。

ピアノは毎日やらないと忘れてしまう、恐ろしい楽器です。 でもいくら毎日やっても、それは物忘れ防止の手段でしかありません。

回数にはカウントされません=練習とは言えないのですね。  繰り返すことはカウントですからやってるように思えますが、一日の時間は限られており、

なおかつ一時間に弾ける音符の数は限られています。 一ページを練習する時間はほぼ一定なのです。 練習回数は一通り弾いて一回です。


やってるやってる言っても、全く練習量少ないですね。 音大生やらピアニストの練習量には絶対値で負けています。  技量ではありません。

プロが一日8時間ピアノに向かうとして、素人は同じ時間要しても内容はアメリカンコーヒーのように希薄なのですね。


何年たっても弾けない理由、はい練習不足です。 練習の絶対量が足りません。

千回やったか、

いや、やってません・・・(>_<)。

     

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