ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

電子ピアノ  2019.8.9

オーディオの立場から考える


電子ピアノは電子楽器だから・・・、キーボードのちょっとピアノぽい奴だからと思っていたら大間違いです。

アップライトピアノに負けるのは、生の音ではないということ以外ほぼありません。  最新の電子ピアノは限りなく、グランドピアノに近いです。

機構上アップライトピアノはグランドピアノに近づくことはありませんし、音は必ずアップライトピアノの音になります。


知っているようで知らない事実。 電子ピアノは機械音ではありませんし、エレクトーンのようなシミュレーション音ではありません。

電子ピアノの音は、楽器メーカーの最高級コンサートグランドピアノの音を録音して作ります。 二千万円クラスの音を録音して各腱に割り当てます。

普通に売られているグランドピアノ、二百万から四百万円のピアノの音のサンプリングではありません。 

その音をサンプリングして、アンプを通してスピーカーから出力します。  アップライトピアノと異なり、音はダイレクトに出されますが

スピーカーの位置は鍵盤の下で、大きな音を出さないとグランドピアノらしい音にはなりません。 

優れたヘッドホンで聞くならば、コンサートグランドピアノの片鱗を垣間見ることができるかも知れませんね。


つまり、ある程度大きな音量・・・これは相当ピアノチックな音量ですが、そのような音量を出さないと電子ピアノの本領もまた発揮できません。

グランドピアノを買いたいけど場所が・・・などと言うのであれば、アップライトピアノよりはハイグレードな電子ピアノの方が良いかも知れません。

電子ピアノの弱点は、音が伸びないこと。 電子制御なので決まってしまいます。 同時打鍵と言う問題もついて回ります。

通常売られている価格帯のアップライトピアノの弾きにくさから比べると、電子ピアノの弾きやすさはメリットかも知れません。

鍵盤のタッチをグランドピアノのようなタッチに求めるならば、アップライトピアノの価格はグランドピアノが余裕で買える価格になってしまいます。


電子ピアノは、必要悪のピアノだと思います。 電子ピアノもそれなりに良い音と考えると、価格は40万円以上100万円も必要になりますね。

それなら、本物の生楽器アップライトピアノにと考えるかもしれませんね。

でも、決して正解ではありません。

今弾いている曲が、アップライトピアノじゃなくグランドピアノなら全く違った音で聞こえる・・・。

オーディオの世界で言うならば、機材を変えると「世界が変わる」ような感じですね。

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