東京写真PLUS ピアノ編
楽譜にカナを振るその1 2019.8.18
カナを振る労力は半端ないです・・・(>_<)。 目がやられますし、腱鞘炎気味になります。 カナを振った後数時間は焦点が元に戻りません。 楽譜のカナ振りは・・・、2016年~2017年で160曲位とありますが・・・。 多分200曲以上あると思います。
A3に拡大コピーしてカナ振りした、。楽譜の実際をお見せします。 楽譜はランダムに撮ってあります。冒頭部分ではありません。
ピアノを練習するのに楽譜は必要ですが、楽譜の音符の多い少ないで選ぶことはしません。 単音と和音の差だけですから。 楽譜自体が解答書なのですから、誰にも平等・・・。 先生と言えども、楽譜を見て覚えます。 空(そら=耳だけで覚えること)で正確に覚えてるとは、誰も思わないはずです。 ですから弾ける弾けないは二の次にして、楽譜=解答書を使うことが賢明だと思います。 楽譜=鍵盤位置ですから、それを読み解くことが必要と思います。 同じ事を再現するのは非常に難しく、再現のために楽譜を残します。 ですから、楽譜は時間が止まっている物で、全てではありませんし ベストの物とも限らないことを知ります・・・。 下手をすると全てがガデンツアと言うことにもなりかねません。 それがために楽曲は推敲されます・・・。 つまり、こうした方が良かったというバリエーションはあって当たり前なのです。 本来の楽譜に固執するのは、形が崩れていき本来の姿が見えなくなることを危惧する がためです。 ですから、楽譜通り一音もたがわず弾いたとて、それはとば口に辿り着いたと言うことにしか過ぎません。 そこがからがスタートです。 何を表現したかったのだろう、情景は如何に・・・。 作曲家がいなくなった楽曲は、不思議の園になります。 残された楽譜に込められた思い、それをくみ上げるのが演奏者です。 しかしながら、残念なことに日本人は日本人。 ポーランドには生まれてないだろうしドイツ人でもありません。 足元にある、日本の音楽をどれだけ理解しているでしょうか・・・。 童謡も歌謡曲も、ピアノは誰もが知っているような感じでは、鳴ってくれません・・・。 いや、鳴らせないです・・・。 ピアノと言う楽器は、技量を表すだけではなく、その人の心まで洗いざらい晒してしまいます。 そんな怖い楽器です・・・(;´Д`)。 心優しい人は何を弾いても優しく響き、棘のある人は何を弾いてもささくれた演奏になります。 弾いている本人には分からなくても、聞いている人には見えてしまいます。 感動を受ける演奏、残念な演奏・・・。 最初から決まっています・・・。 決して技量ではありません・・・(^^♪。 ピアノは心の底の底まで映し出す、恐ろしい鏡なのです・・・(;´Д`)。 |