ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

楽譜にカナを振るその2


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ポピュラー音楽には、映画音楽、イージーリスニング、ジャズ、その他洋楽インスツルメンタルのジャンルがあると思います。

ピアノ楽譜は、元々がピアノであるケースはほとんどなく、音源からピアノ用に書き起こすのが普通ですね。 冬のソナタのように、ドラマの中で

ピアノの音楽が流れているものは、ほぼオリジナルのようなピアノ楽譜となります。 いづれにせよ、音源から人が聞き写す事になります。

メロディーラインはどの楽譜でも大差なく、異なるのは左手部分ですね。 この部分はオーケストラだったりしますからピアノで賄うには、

編曲の力量が必要ですね。  楽譜は中級レベルとして発売されるのが多く、上級アレンジと言う楽譜もありますね。

アレンジすればするほど、オリジナルからは離れて行ってしまいます・・・(>_<)。 面倒くさいアレンジは、弾く方も聞く方も面倒くさいです。

楽譜の音符の数などは、日本の楽曲も大差ないので載せました。
ポールモーリア 蒼いノクターン ル・ローヌ
     
 冬のソナタ 初めから終わりまで   エデンの東
     
スマイル    リチャードクレイダーマン 愛のコンチェルト
     
 ライムライト   サマータイム 
     
ある愛の歌   酒とバラの日々
     
愛の讃歌  
     
ご覧のように、クラシック音楽に比べ圧倒的に音符が少ないですね。

クラシックはタイルのように、隙間なく音符を敷き詰めたような感じ・・・。

ピアノは弦楽器と異なり、持続音が出ないので、隙間を埋める方向に

なるのですね。 ですからイージーリスニングや歌謡曲のように、

音を持続させる曲は基本苦手なのです・・・。


そのアンバランスを補完するために、曲間のスケールや重音、オクターブ

などで描くようです。 ハナミズキやアシタカとサンは。メロディーラインが

冗長なので、左手部分を隙間なくアルペジオで埋めます・・・(^^♪。


基本、メロデイーラインが冗長な曲は、下が忙しいと思って間違いありません。

テンポの速い曲は、そういう事はありませんね。
アシタカとサン    ハナミズキ
     
コスモス(秋桜)   つぐない 
     
 川の流れに   まちぶせ
     
神田川   君だけを見ていた(久石譲)
     
   

洋楽や邦楽に比べクラシックは、何て忙しい曲ばかりなんだろうと思いますね・・・(-_-;)。

「エリーゼのために」ですら・・・物凄く速いです・・・(>_<)。 幻想即興曲などは、そんなに急いでどこに行くという感じですね・・・。

速い曲ほど技巧がいりますが、ただ打鍵している域をなかなか脱せませんよね・・・(弾けないけど(-_-;))。  


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