東京写真PLUS ピアノ編
エレキギターとピアノその2 2019.8.23
◆エレキギターはエフェクターが必要◆ エレキギターはそのままでは音が出ませんから、アンプにつなぎ音を出します。 アンプとスピーカーが一体になっているのが普通で、 大出力が必要な場合はセパレートタイプを使います。 このアンプの部分をヘッドと言います。 ギターの音そのままの音を出すのを、クリーントーンと言います。 ロックではジージー歪ませますね。 少しだけ歪んだ感じはオーバードライブと 言います。 初期のころは現在のような、歪みを出す機械はありませんでした。 リバーブがアンプに内蔵されていたりしました。 その当時のリバーブは、箱の中にスプリングがあるものでスプリングリバーブと言ってました。 原理は、電気信号を入力しその振動でエコーを 作り出し出力する物です。 出力を過度に上げて歪を作るオーバードライブと機械式のリバーブ、それが定番でした。 現在では、アンプの中にエフェクターが組み込まれていることが多いですが、普通は使わないと思います。 ほとんど外付けの物を使います。 このエフェクターに歪を起こす回路やエコーの回路など様々な回路が内蔵されており、それらを組み合わせて、オリジナルの音作りをします。 ギターは基本的に弦楽器と変わりません。 弦楽器は弓で弾きますが、ギターは指やピックではじきます。 左手の役目は同じですね。 エレキギターは、音を共鳴する箱を持っておらず、ピックアップコイルで音の振動を拾い電気信号にしてアンプに送ります。 ボデイは木なので、材質や塗装など多くが音に影響を与えます。 指板はピアノで言えば鍵盤に相当しますので、弾きにくい弾きやすいは ここに依存します。 ピアノの鍵盤も微調整ができますが個人では難しいと思います。、エレキギターの場合は、一人で玄高調整など細かなセッティング が出来ます。 信号を拾うピックアップの交換なども容易にできます。 ただ、手を入れると保証的にまずいのは、いづれも同じです。 ◆エレキギターの音作り◆ ピアノは弦が長いので、良く振動します。 音は大きいですね。 エレキギターはピアノに比べて短いですね、しかも非常に細いです。 共鳴箱を持たないので、音はとても小さく本人にしか聞こえないぐらいのか細い音です。 エレキギターは1弦から3弦はストレートな鋼線で、徐々に太さが違います。 4弦から6弦は巻線です。 エレキギターの音は、そのままの音だと伸びません。 ピアノよりも全然伸びません。 ですからエレキギターでは、電気的に音を伸ばすことをします。 ギターで音の伸びはサスティンと言います。 ピアノのサスティンペダルの役割と同じです。 専用の機械はサスティナーと呼びます。 音の伸びは楽器には欠かせないものですが、エレキギターは人工的に伸ばすのです。 ピアノ同様、オン・オフが出来ます。 エレキギターでも特に大事なのは、「歪(ひずみ)」です。 ロックは歪みなしでは語れないほどに重要な役割を担います。 ギターアンプには、現在も真空管が使われています。 オール真空管というのは少なく、トランジスターなどとのハイブリッド構成が多いようですね。 何故に真空管かと言いますと、歪の質がトランジスターに比べてマイルドで柔らかみがあり好まれるからですね。 使われる真空管は、オーディオと用の高価なものは使いません。 12AX7など普及品が使われます。
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