ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

楽譜に仮名を振るのが恥ずかしい   2020.1.10

№460


楽譜に仮名を振るのが恥ずかしい、と思っていませんか? 本音の話です。

習いに行けば、初見だの暗譜だのと音符をダイレクトに覚えるように強いられますよね。 それって、本音でどう思いますか?

ピアノを基礎からみっちりやって、いわゆる楽譜がスラスラと読めるようになった人には無用のことですよね。


楽譜の譜読みと言うのは、大人のピアノの初心者、導入レベルの人にはハードルがとても高いと思います。 

このハードルの高さは、先生には分かり得ないことなんですね。

先の短い大人には、順序だてて練習するには時間が少な過ぎると思います。 そういう意味では、どうしても端折りたいのです。

合理的に行くのが良いかなと・・・。 楽譜を読むのに時間を取られるのでは無く、読めるような楽譜で練習するのが無駄がありません。

ただし、これには条件があります。 仮名の降った楽譜を買ってくるのではなく、自分で仮名振りをすると言う事です。

何だ、それでは余計に時間がかかってそれこそ無駄ではないのか、と思うかも知れません。 これは、準備の必要性を言っています。

実際に仮名振りをしますと、譜読みをしていることと同じだと気づかれると同時に、大変な作業だなと感じると思います。

普通にピアノを学んで来た人には、全く必要のない作業になるかと思います。  


初めてピアノに向き合う大人の初心者は、楽譜にどんどん書き込みをすべきだと思います。 

それがために、返って見づらくなることもあるかも知れませんが・・・。 楽譜が汚くなろうと、気にすることは全くありません。 

音が出てなんぼの世界ですから・・・。


実は、仮名振りをしたからと言って、スラスラと弾けるようになる訳ではありません。 音符が読みやすいと言うのと、弾きやすいと言うのは

全く別です。 指示通りに指が動かなければ、弾けないのは全く変わりません。 それが為に上達することも、ありません。

ただ、余計なことに頭を使わなくて良くなる事には違いありません。 合理的なだけなのです。


仮名の振ってない楽譜が100枚。

仮名の振り終えた楽譜が100枚。


あなたは、どちらを選ぶのでしょう・・・(*^^*)。

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