東京写真オーディオスペシャルピアノ編
ピアノ楽譜を買いに行くと、初級・中級・上級とランク分けがされているのに気が付きますね。 これはクラシック以外の曲の分け方で、クラシックは難易度で分けているようです。 どちらにせよ、楽譜の読み方のしやすさの違いには変わりありません。クラシック曲の難易度が高い曲は、♯や♭が多く、 串団子が多くなります。また、装飾音も多くなり速いパッセージも多くなります。つまり、読みにくいのです。 そして、覚えにくい。運指で言うと押さえにくいし移動が多い。などなどですが、編曲によりメロディーラインだけにも出来ますから 基本過剰な演出と言うことになります。 ポピュラー音楽や歌謡曲、フォークソングなどをピアノで弾こうとするとほとんどがアレンジの世界ですから非常に戸惑います。 クラシック以外の曲は、いわゆる中級レベルで充分に音楽を楽しむことができます。上級は多少串団子が増え、曲間のスケールなどが出てきます。違いはそれだけです。上級対応と称している物がそれですが、アレンジャーにより独特の癖がありますので、注意が必要でしょう。華麗なる・・・うんぬん、などの言葉に惑わされると大変な目にあいます。 これから始める人は、なるべくアレンジの少ない楽譜を選ぶことが大切ですね。 私が実践している、楽譜カナ振り法だと♯やフラットの二つまでなら全くカナ振り無しでも弾けるようになります。つまり、楽譜が読めるのです。調号の多い曲は追い追い練習するしかありませんが、ポピュラー音楽にはまあ不要です。大抵が調号二つまでで十分です。 意図してハ長調にしているアレンジもありますから、それは止めましょう。もちろん原曲がハ長調なら問題ありません。 ポピュラー音楽の楽譜の中には、やたらと装飾が多くメロディーラインが全く読めない物も非常に多いです。 知ってる曲だと思って弾こうとしたら、間違いなく挫折するのです。なんでこんなにひねくり繰り回すんだろうと言う感じです。 特に、映画音楽には注意が必要です。何十年も聞きなれた音楽が、とんでもないことになるのです。 アレンジャーが若い場合には時代錯誤もあるようです。現代風にされたのではたまりませんね。 |