ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

ピアニスト森本麻衣さんその2      2020.4.1

№497

 
昨日はYouTubeで森本麻衣さんの動画を見ましたが今日はオフィシャル・ブログを拝見しました。

写真のコーナーがありますので、ひとしきり見ました。 実に沢山の写真が載せられています。  この方は愛媛県の松山が出身なのですね。

写真の中には、楽譜がとても沢山載せられています。 マーカーによる書き込みが随所に見られ、あーそうなんだと感心しました。

楽譜はやはり解答書、読み解くため、理解するためのものなのですね。 改めて納得です。


プロのピアニストなので、楽譜は半端なく音符が多い。 よく見ていると、幾何学模様のように思えてきます。 さざ波のように、うねりをもって

譜面を埋め尽くします。 一瞬固まるほどに音符が多いのですが、その規則性に驚かされます。 なるほど、これだけのぎっしり詰まった楽譜は

相当に難しそうに見えます。 こういう楽譜を、日常のように使っているのですね。 プロ、驚くべきかな。


音楽は連続した音の流れなので、パターンを知り身に染み込ませることが大事なのですね。 分かるような気がします。

こう言う複雑な楽曲を弾くことのできる人間の能力には、今更ながら驚かされます。 そして、プロの方の演奏は不断の努力によってもたらされる

と言うことが分かりました。 技量はやらなければ、決して身につかない・・・、当然のことだけどそれが出来ていないのですね。


一般の人には、協奏曲もあまり知られていない楽曲も縁が無いことかも知れません。 楽譜屋さんで言えば、作曲家別にある味気ない楽譜です。

我々が知っている曲は、その中のほんの一部でしかありません。 勿論そのほんの一部の曲だけを集めても、数十曲以上にはなりますよね。

それを考えると、そういう楽曲に挑戦するのは意味が無いようにも思えます。 プロのピアニストにとっては、それが日常なのですが

それを知らずして、プロのピアニストや先生を語れないのも事実です。


プロの演奏はいつでも聞くことができますが、プロのピアニストがどの様に楽曲に取り組んでいるのかは中々知ることは出来ません。

森本麻衣さんは、そんな演奏のコツやらピアノのことを惜しまずに教えてくれていると感じました。




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