ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

どうしてピアノは練習なのか      2020.5.24

№506


どうしてピアノは練習なのか・・・、どうしてピアノはすぐに弾けないのか・・・、どうしてピアノは思うようにならないのか・・・。

楽譜を前に、うんざりとします。 音楽という趣味は、遊ばしてはくれませんね。 オーディオだって写真だって、先ず練習ということはあり得ません。

車だって、練習するのは免許取る時ぐらい。 釣りだって狩りだって、練習はあり得ないですよね。


所が、この音楽というのは最初から終わりまで練習詰めのように思えます。 プロだって、常に練習していると言います。

野球やスポーツもそうで、試合以外は練習というのですよね。 遊びとは言いません、娯楽じゃなくて練習なのですよね。


つまり、練習というのは本番のための予備連のことであって、そもそも上手になるのが目的ではありません。 野球やスポーツであれば、

試合をするために練習というのは存在するのですね。 ピアノの練習というのは、どうでしょうか。 その流れならば、発表会=試合と言うことになりますね。

でも、そんなことはなくて発表会の前に大きなハードルが幾つも待ち構えています。 これが物凄くいやらしくて、ピアノを蹴飛ばしたくなる

所以じゃないでしょうか。 

おピアノの練習にはランク付けが存在して、あーっ、あなたこの曲は無理よ無理、何考えてるのなんて言われたり・・・。

大体ねえ、これが真面にできないのに何ですって幻想即興曲? えっえ?、英雄ポロネーズ? 貴方それは、お無理よお無理・・・何て。

くそーっ、弾けるようになってやると思っても、やっぱ出来ないものは出来ないのです。 なんという階級意識。 おピアノはお城のように聳え立ちます。


大体に楽器は、低音部と高音部を同時に鳴らすようには出来てないですね。 もう、ピアノであること自体が選択の誤りなのですよ。

これはもう、宿命だと思って諦めるしかありません。 一生、練習なのです。 娯楽の日はやってきませんよ。


そこで話は変わって、練習なのだけど。

ずーっと、歌謡曲やらポップスを練習していて(簡単なやつね)たまにはクラシックもと思って楽譜を引っ張り出して見ました。

勿論、全部弾けません、全然弾けないのだけど取り敢えずお練習・・・。  英雄ポロネーズ(おほほほ)。

月の光(むむむむ)、乙女の祈り・・・。 エリーゼのために、アラベスク第一番などを、ちょろっと練習しました。


あーっ、クラシック音楽は難しいなあと感心することしきり。   アラベスクは、右と左の音符の数が異なる何とかと言う形式ね。

ここが合わなくて、死にたくなる。 まあ、毎日やるかな。 おぢさんの脳内構造には対応していません・・・(*^^*)。

乙女の祈りね乙女の祈り。 これって、やっぱ左手の勝手に歩く伴奏が出来ません。 簡単なのと出来るのとは、全く別なのですね。

そんでもって英雄ポロネーズ。 あははは、両手のスケールができませんぞな。 いや、全部できないのだけど、ここは肝だから・・・(^^♪。

エリーゼのためには、セミじゃないけどミミミミミミの所ね。  覚えるまでは、ただひたすらに練習ですね。 


兎に角勉強というものは嫌いで、全て一夜漬けで切り抜けてきたのがワタシの人生です。 何が性に合わないかと言って、コツコツとやるのがダメです。

この年になって、まさか勉強=練習をする日々が来るとは予想だにしなかったです・・・(*^^*)。

人間というものは、信頼もできるけど裏切りもするのが常。 それに対して、おピアノ様は決して裏切ることはありません。

やればやっただけ、返ってきます。 花や植物もそう感じますね。 小さな音符を、コツコツとただひたすらに積み上げていく・・・。

できても、できなくても、それは大したことではありません。 おピアノ様は、そうおっしゃった気がします・・・(^^♪。





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