東京写真PLUS ピアノ編
幻想即興曲の衝撃 2020.5.25
№507
ひと言で言えば、とんでもなくかっこいい曲。 この曲を人前でバーンと弾いたら、インパクトが凄いですね。 ピアノを始めるきっかけは、ショパンのノクターン第二番でしたが、色々クラシックを聴きまくって衝撃を受けたのが幻想即興曲でした。 弾きたいなと思いました。 ピアノ歴ゼロ年の時です。 まあ、今思えば何という無謀なのかと・・・(;´Д`) 来る日も来る日も、最初のフレーズを練習する日々が続きました。 何せドレミファソラシドもまともに弾けないのに、始めたのですね。 結果は、放り投げてお蔵入りでした。 お決まりのフレーズは行きは何とかなりますが、下りが何度やっても躓きます。 どうも考えるに人は大抵が右利きなので、左から右に上るのは比較的にやりやすいのですが、下りは右から左に走るので勝手が違って戸惑うみたいですね アラベスクの第一番のひらひらと下る部分に、戻りの音符を付け加えたよな感じでしょうか。 この幻想即興曲が一向に捗らなかった原因は、楽譜ですね。 トルコ行進曲もそうなのですが、早い部分は音符が入り込みますから読譜が難しいのです。 暗記能力の著しく減退したおぢさんには、しごきなのです。 読めない、覚えないに指が付いていかないのですから正確に打鍵することが出来ないのです。 恐らくお子様や若年の方が同じことをやったら、これほどに 躓くことはないと思います。 これはお能さんの老化現象が影響を与えているので、練習を重ねればどうにかなると言うことには決してなりません・・・(-_-;)。 一日練習を怠ると、振出しに戻ると言われます。 それほどに、人の記憶は持続しません。 おぢさんの年代になりますと、絶望的に記憶ができません。 スムーズに動くのは無理難題で、ギクシャク安物のブリキのおもちゃのように動くのが普通なのです。 これは油をさすとか、ゼンマイをしっかり巻くとか 以前の問題なのであります。 この幻想即興曲と言うのは、長いです。 同じかー、とか言ってはいけません。 長いのだけども繰り返しなので、肝は最初のくだりだけと思って 間違いはありません。 中間部には、場違いなほどに優雅なパートが現れますがここは難しいです。 何せ速度が全然違いますよね。 早い部分はもう機械的に弾いて、ここで本題に入ると言う訳なのですが・・・(^^♪。 幻想即興曲の左手は、右手と合わないのが有名ですね。 これは、合わせようとして合うものではなく、構わず一気に行くらしい。 つまり、左手が完全に独立して動かなければどうにもならないのです。 ぼーっとしてたら、弾けないのに何年も経ってしまいました。 まあ、楽譜は逃げないのでのんびりと行きます・・・(^^♪。 |