東京写真PLUS ピアノ編
そして、ル・ローヌは伝説になった 2020.6.12 (2020.6.30)
№512
作曲家・編曲家の服部克久さんが亡くなりました。 手掛けた編曲は6万曲と言います。 音楽において、編曲は非常に大きな役割を持ちます。 作詞と作曲だけでは、成り立たない世界なのですね。 イントロもエンディングも、使われる楽器も・・・全てが編曲者によるものです。 ル・ローヌですが、YouTubeでご本人の演奏とYouTube模範演奏を色々聞きました。 やっぱり、ピアノがピアノらしく鳴っているのは 服部克久さんご自身の演奏だけでした。 この演奏の録画の画質は非常に良くないのですが、どう言う訳かピノの音が素晴らしい。 溜めのある演奏で、音符の一音一音が粒になり飛び出して来ます。 見ていると、きっちりと弾いています。 作曲家、恐るべし。 楽譜自体も分かりやすい物ですが、案の定弾き手の性格がもろに出てしまう曲でした。 シンプルイズベスト、されど表現はとても難しいのです。 服部先生、素晴らしい曲を残してくれてありがとう。 この曲に出会えて良かったです。
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