東京写真PLUS ピアノ編
クラシックをやっていない 2020.10.3
№526
ピアノはほぼ毎日練習しているのだけれど、クラシックをやっていない事に危機感があって、暫くぶりにクラシックを練習しました。 案の定、すっかり忘れてしまい全く弾けません。 思うに、クラシック音楽はほかの曲と違い馴染みがなくて記憶に残らないのじゃないかと・・・。 ここの所が弾けない、と言う所は飛ばしてしまいますからいつまで経っても弾けるようにはならないのだと思います。 この間買ったグリーグのピアノ協奏曲などは、拡大コピーをしただけでかな振り(=譜読み)すらしていません。 言わば放りっぱなし。 初級を超えるのに4~5年掛かると言われていますが、そう思います。 下手をすると、一生導入レベルで終わってしまうかも知れません。 ピアノというものは、やってもやってもちっとも楽しくないですね。 弾けないことに苛立ち、放り投げたくなります。 ピアノが問題なのは、 ほかの趣味と違い満足感や充足感が得られないからなんだと思います。 つまり、結果が直ぐに付いて来る類のものではありません。 ストレスと不甲斐なさだけが募ります。 楽譜という解答書があるのに、弾けないジレンマなのですね。 躓く所は克服しなければいけない所、それがあるがためにピアノは立ちはだかります。 それは乗り越えられない壁になって塞ぐのです。 ピアノは聞いたり見たりすると、一見簡単そうに見えますね。 これが大きな誤解で、初心者が陥る迷宮なのですね。 なんや、全然でけへんやん。 ピアノめっちゃ難しいやん。 無理や無理や、一生でけへん。 と、思うのであります。 まあ、一生懸命やって、しかも毎日やで。 そんでまあ10年やりなはれ、そんなら少しは出けるで。 嫌ならやめなやめな、ピアノさんに悪いで。 くーっ、10年辛抱でっか。 ちゃうちゃう、ただ辛抱しただけではあかん。 時は無力やで、精進やで精進。 何もせんといいて、上達するかいなアホ。 少年老い易く学成り難し、10年経っても弾けないものは弾けないという厳しい現実が待ち受けるのであります。 ほれ、見なさいあのトルコ行進曲弾いてるのはおぼっちゃまやで。 後妻や間違い、5歳や6歳の子供やで。 そんであんなに弾けるんや。 あんた何年やってんねん。 えっ?8年? 嘘やろ、嘘や嘘や大嘘や。 そないにやってたら、スラスラ弾けるとちゃうのか。 できないんだよ、バカ。 なにーっ、言ったなこのタコっ。 一発かましたろか。 暴力や、暴力や、おまわりはーん暴力ふられましたでーっ。 つづく |