ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

  暖流  2024.2.20
  石川さゆり    
 

 №709



1977年(昭和52年)、石川さゆりの楽曲です。 作曲 三木たかし 作詞 阿久悠。 

石川さゆり津軽海峡冬景色、能登半島に次ぐ三部作のヒット曲です。


北海道から能登半島に渡った女性は、逢瀬もままならず能登を後にしました。

向かった先は、かつて住んだ東京でした。 そこでまた女性は一人働き出します。

それでも、会えなかった思いは募るばかり。  前にもらった葉書には、男性のの田舎の住所が書いてありました。

ここに行けばきっと会える、そう思った女性はまた逢瀬の旅へと身を馳せます。

そこは暖流流れる土佐の国でした。


彼女は、男性の住む家へと向かいます。  月日は潮の流れのように、無常に女心を翻弄します。

そこにいたのは、あの優しいあの頃の男性ではありませんでした。


いてもたってもいられず「私ここで帰ります」と言葉が次いで出ました。

「急に訪ねてすみません」と他人事のような言葉が、恋の終わりを告げています。


あの頃の貴方はもういない。

「あなたなしで生きることに決めました」

岬に向かう「バスの窓に、キラリキラリ波が光り」ます。  私の心は晴れないのに、南国土佐はどこまでも穏やかでした。

暖流、その流れに乗り私は生きていく。



 

手持ちの楽譜はありませんでした。 メロディ譜はアットエリーゼで購入できます。
   
   
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