ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

  なごり雪  2024.2.23
  イルカ    
 

 №711




1974年、かぐや姫の楽曲です。 伊勢正三が作詞作曲しました。 イルカがカバーして大ヒットしました。

2年前に書いていますが、再出です。 この頃生まれた人は、50歳です。


今年も、なごり雪のシーズンになって来ました。

春になり雪国の雪が解け始めると、日本のあちこちで、名残の雪が降り始めます。

長かった冬の終わりであり、やがて訪れる春は新たな旅立ちの季節でもあります。


東京の学校で知り合った二人は、春になり別れの時を迎えます。 


五年前知り合った頃は、君は幼く可愛さだけが全てだった。

気が付けば君はもう22歳、僕の元を離れ去っていく。 

ふざけあい楽しかった日々は戻らない。

「東京で見る雪はこれが最後ね」とさみしそうに 君がつぶやく。 


君の行く道は遮れない、もう会えないと知っていても。

僕は君を止めることは出来なかった。


あなたは、私の知らないところに嫁いでゆく。

「君の去ったホームに残り 落ちてはとける雪を見ていた」

この五年の月日が、雪のように消えていく。



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