ピアノ東京写真PLUS ピアノ編

ベートーベンピアノソナタ20番49-2第一楽章 2025.11.14
   

 №742

2階の電子ピアノの横に楽譜があって、全てクラシックばかり。

つまり、1階の電子ピアノ置き場に持って行かない物ばかり。

 

何気に目に留まったのが、この曲です。

ベートーベンピアノソナタ20番49-2第一楽章。

譜面を見ると、ほとんど単音ばかりで構成。 これは最後まで変わらず。

ちょっと弾いてみたが、何か面白くないのです。

 

それで、1階に下りてYouTube模範演奏を聞きました。

う~ん、やはり面白くありません。 何でこのような曲を作ったのだろうと

考えてしまいました。 だらだら流れる川のような感じで、ドラマが感じられません。

ついでに第二楽章も少し聞きましたが。 がっかりでした。

なるほど、第一楽章が知られるわけだと納得です。

 

ベートーベンの時代の背景はよくわかりませんが、現代ではこれは練習曲ですね。

感性に訴えるような曲ではないと思いました。

 

重音(和音)の曲は耳辺りが良いのですが、初心者には面倒です。

 

この曲は1805年に出版されていますが、原案は1795年~1796年くらいと言われています。

原題は「2つのやさしいソナタ」と言われています。弟子のためにとも言われ、

当時の教本だったのかも知れません。

 

ベートーベンは1770-1827年。

 

この曲は25才から26才くらいの作曲です。

28才の頃から難聴がひどくなったとされています。
多分に重音は聞き取りが出来なかったと思われます。難聴は複数の音の聞き分けは出来ません。

こののち、ベートーベンはピアノ演奏を辞め作曲家に転向します。

このソナタの出版3年前には、自殺しようと遺書もしたためています。

 

単調で面白くない曲、だけどベートーベンには精いっぱいの作品だったのかも

知れません。多くのクラシック音楽入門者が学ぶ曲、単調でスラスラ流れるこの曲は

偉大な作曲家の残した偉大な曲なのかも知れません。

 

私は17番のテンペストの方がお気に入りで、練習した記憶があります。

17番は1803年に出版されています。

16番・17番・18番はほぼ同時に作曲が進められたとされます。

ベートーベンにとって、最も辛い時期だったのかも知れません。

 

 

 

 

                       ( ※出典はウィキペディア様より)

 

YouTube模範演奏

 

 

L.V.ベートーヴェン/ソナタOp.49-2第1楽章/演奏:中川 京子

 

 

ソナチネ15-1 Op.49-2 ベートーヴェン (ソナチネ アルバム1 より)

 

 

Beethoven: Sonata No.20 in G Major, Op.49 No.2 (Goode, Lewis) - YouTube

 

 

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