α350 レンズ資産の活用     2008.4.26

デジタル時代になり、旧来のレンズはもう駄目なのかと思われる人も多いでしょう。
しかし古いレンズでも要はシャープなら良いのです。被写体により色収差は出方が
異なりますのであきらめることはありません。
(この頁490KB)

使用レンズ ミノルタ 75mm〜300mmF4.5-5.6(旧タイプ・デジタル非対応)

曇天・逆光の難しい条件でしたが 
難なくクリア。
非常にクリアに写っています。
このあと300mm(450mm)まで
ズーミングし写しましたが
全くぶれていませんでした。

F7.1 1/160 75mm(112mm)
新宿ドコモタワー。
雨が降ってきました。
シャープに写っています。
上同様300mmでも写しましたが
全くぶれていません。

F13 1/200 75mm(112mmm)
雨の中、暗い条件でしたが
ボデイ内手ぶれ補正のおかげで
ここまで写ります。

F5.6 1/30 150mm(225mm) 
とっさのスナップでも
手ぶれとは無縁です。

F5.6 1/50 300mm(450mm)
自分でも手が震えているのが
解ります。
しかし、ボデイ内手ぶれ補正の
威力はこのようなものです。

F5.6 1/320 300mm(450mm)
ホワイトバランスも申し分ありません。
画素の多さと、
絞り開放のレンズの柔らかさが
このような優しい絵を造るのです。

F4.5 1/125 75mm(112mm)
小雨の中
咄嗟に構えてシャッターを押します。
手が揺れたのが解ります。
しかし、全くぶれていませんでした。

F5.6 1/30 160mm(240mm)
開放近くとは言え
パソコンで等倍表示をすると
揺ぎなき描写に震撼します。
これがミノルタのレンズ。
そしてソニーのカメラなのです。

F5.0 1/125 75mm(112mm)
絞り開放ですがシャープです。
このサイズでは、残念ながらデパートの
描写の克明さをお伝えできません。

F4.5 1/80 75mm(112mm)
(撮影データは無補正のJPEG画像をリサイズ)



強い光源の周りにはパープルフリンジが出ます。また倍率色収差も見られます。
しかし気になるレベルではありません。
デジタルのなかった時代のレンズでしょうから、14.2メガのボデイに装着しての画像は
驚き以外の何物でもありません。このような重く大きいレンズをオートフォーカスでしかも
スナップできるなんて正に夢のようです。
このシャープさは14.2メガのCCDによる恩恵が多大と思われます。また35mm換算で450mmは
少しの手ぶれも見逃しません。手ぶれ補正も万能ではありませんから、しっかり構えて
撮ることは守らなければなりません。

ミノルタ 75mm〜300mmF4.5-5.6 の種類

1.1986年2月発売 11群13枚 絞り羽根枚数9枚 質量865グラム(当サイト使用の物)金属鏡筒
2..1994年4月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量525グラム
3..1998年6月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量490グラム
4..2001年7月発売 10群13枚 絞り羽根枚数7枚 質量460グラム(円形絞り)ADI調光対応

1のみ全長が約16センチであり他は約12センチと大幅に小型化されている。

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