コシナレンズの描写     2008.4.30

撮影データ、無補正。JPEG撮って出し画像をリサイズ。
(この頁507KB)

使用レンズ コシナ 28mm〜210mmF4.2-6.5 (旧タイプ・デジタル非対応)
信号機を逆光で撮影。スリムで中々に美しい。
背景のマンションの柔らかな描写はこのレンズの性格を良く表しています。
ソニーのカメラはある意味期待を大きくはずれ、
ある意味期待を全く裏切らないものだった。
パソコンで見るとハイライトもシャドーも実に美しい。精緻な描写には
ただただ驚かされます。
残念ながらこの柔らかな描写はソニーの標準ズーム18-70mmには
見られないものです。
ちょっと困ってしまう程の写りです。露出が良く細部まで克明に描写されています。
充分作品造りに使えるレンズではないでしょうか。
はっきり言ってF6.5と暗くオートフォーカスの限界を超えており最短距離が長いので、
このような場面ではピントが合わなくて苦労するのです。
この点は一昔前の感覚を知らない人には使いづらいかも知れません。
しかしこのように立体感と透明感のある写真は、昨今のデジタル専用レンズでは
なかなか表現ができないのです。

レンズ資産を生かすボデイ内手ぶれ補正は、本当に正しい選択とつくづく感じます。

いままでのカメラは見た目に対し、
この位は写るんだろうと常に換算して撮るしかありませんでした。
今は画像の精緻さに納得し、対象に専念できるようになったと感じています。

ソニーα350は絵作りに嫌味がなく素直で、カシオの絵作りに似た感触があります。
ベルビアの発色ではなくどちらかといえばプロビア風の落ち着いた色合い。
かつてのコニカDD200のような渋い色合いとコダクロームのような白の抜けの良さも感じます。

レンズが良くなればどんどん画質が良くなるカメラと言うことができるようです。
かなりレンズの性格をそれこそ正確に出しますので、レンズの味を楽しむことが可能です。

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